アメリカでの警報、再び
フジリナです。
今度は、もしもの際の行動の光景を物語にしました。
僕がカフェでくつろいでいると、ケータイの警報が鳴ったのだ。
「ビー!ビー!ビー!」と。あの音は結構不気味である。
日本とは異なるのは、日本だと、凶悪犯がいる場合は、できる限り安全な場所へ逃げる、警察に通報することが大原則なのだが、アメリカでは、「隠れる・逃げる・やりかえす」というのが、政府主体で呼びかけられているのだ。
「パブリックセーフティアラート」では、「アクティブ・シューター(無差別銃撃犯)がいます!安全な場所へ逃げてください」と呼びかけられていた。
「バックヤードのところへ逃げてください!」と店員さんが呼びかけていた。
荷物は置いて、僕と盟主さまと数名の客、店員さんはバックヤードへと避難。
「怖い…!」と僕は怯える。
「大丈夫だ。わたしがいるから。」と盟主さま。
「まだいるの…?」
「まだいるのかもしれんな。最新情報は、最小限の音にしなさい」と盟主さま。
スマホの最新情報によると、五番街(僕のいるスタバより300m先)で、銃撃事件が発生し、多くの観光客や、市民が逃げ出して、警官と特殊部隊は非常に神経質な表情で、銃撃犯を追っていたのだ。
「その状況だとかを、記録するから」と僕。
日本人なら、周囲の状況から見て、じっとこらえるのが普通なのだが、僕は日本人の血は流れても、アメリカ人の血も流れているから、スマホの明るさと音を最小限にして、カメラで撮影し始めた。
「今、盟主さまとお茶を飲んでいたら、急にパブリックセーフティアラートが鳴って、集団で避難している。外からダン、ダンって銃撃の音がしているんだ。」と小声で言う僕。
すると、ガシャーン、とダダダダダと音が。
「今のなに!?」
僕は、慌ててカメラを下げて、じっとこらえたのだ。
「ロバート、早く!」
盟主さまがバリケードを作るように言ったのだ。
数分後。銃撃音の後は、後に収まったものの、未だに危険な状況だ。
「まだ音がしているから、気を付けて」と僕はカメラを再び回す。
「悲鳴が上がる中で、市民の声なのかわからないけれど、『警察だ!警察だ!警察を呼んで!』という声が外で響いていたんだ。もしかすると、オレと避難している人も…」と僕が不謹慎なことを言うと、
「ロバート、やめなさい」と盟主さまに静止されてしまった。
そして、僕は銃撃犯が逮捕されるまで待機したのだ。
救急車のサイレンと、パトカーのサイレンが鳴り響く中で、事態が収束するまで、じっとカフェのバックヤードでこらえていたのだ。
「家に帰れるのはいつかな。」と僕。
「収束するまで待っていなさい、ロバート」と盟主。
すると、次々と両手を上げて建物から出る人が相次いだ。これは銃撃事件が多い、アメリカの公共の建物で避難する際に、民間人が避難する光景だ。
「警察だ!さあ、今のうちに避難して!」と警官。
僕はカメラを回していたものの、
「そこのカメラを回している君!カメラの電源を切ってくれ!」と警官から言われたので、渋々カメラを切って、避難したのだった。
そして、僕と盟主さまは、ようやくカフェの外に出れて、ニューヨークグランドロッジに帰ることができたのだ。
「銃撃事件が、本当に多いからな…。」
またお会いしましょう。
ぜひ、ブクマとコメントをお願いします。




