ホテルのリノベーション
フジリナです。
今回のお話は、とあるゲームからインスパイアされたものです。
僕は、盟主さまが買い取った、古くなったホテルをリノベーションすることにしたのだ。古くなったホテルは、意外としっかりしていて、20年代に建設されたビルとは思えない、きれいなものだったのだ。
僕はコーディネートを提案することに。家具の調度や、観葉植物、そして家具の配置などを、デザイン画として提案して、家具の設置や、必要であれば、音楽をBGMで流すことも可能かどうかも、提案したのだ。
「こんな感じにしておくか。」
リノベーション工事が終わると、豪華でリゾート感のあるお部屋になっていたのだ。
「こんなものだね。」
カサブランカのお花が花瓶に飾ってあったので、その手入れをしていたのだ。
「よし。できた!」
そのリノベーションされたお部屋にやってきたのは、フランスの大統領だったのだ!
「なんで、フランスの大統領がやってきたの!?普通ならさ、一般市民のお客さんのはずだよね…!?」僕はあまりに非常識な展開が続くのに、非常に疲弊していたのだ。
「なんでこんなことになるんだよ…。」
「ここが、君がリノベーションした部屋だね。本当に楽しみにしていたよ。」フランスの大統領は、にこやかに言う。
「これは、誰が広めたんだよ!?」と僕。
「実は盟主さまが、フリーメイソンのネットワークを通じて、『哲人王子が、リノベーションを行っていて、その部屋の内見を行ってほしい』って、言ってたんだ。」
盟主さまが、広めたんだな。実は、アメリカとイギリスとフランスはフリーメイソンの聖地そのもので、盟主さまは、そこではとても尊敬されているお方なのだ。
「フランスのグランドマスターも、『ロスト・シンボル』の後継者は、君だと言ってたんだ」
ロスト・シンボル…。映画で見たことがあるし、聞いたことがある。
「じゃあ、さっそくくつろぐことにするか。」
だが。僕の嗅覚が疼いた。アーモンド臭がする。
モモとかみかんとメロンのフルーツ盛りだが、そこに変な粉末があるのに気がついたのだ。そこから、アーモンド臭がした!
「大統領閣下!食べないで!」と僕。
大統領は、変な匂いがしたのを僕が気づいたので、大事には至らなかった。緊急事態を聞きつけたのか、イングランドの魔女の里から、レディ・クラリスがやってきた。
「アーモンド臭がしたって?」
「このアーモンド臭は、おそらくは、桃の種を擦り切らせて粉末にしたもので、シアン化合物を大量に含んでいるんだ。」
おそらく、こういうことができるのは、内部犯の可能性がある。
ルームサービスを行った、ホテルの従業員と、ホテルのパティシエを呼んだ。パティシエはフランス人で、大統領をどこか睨みつけていたのだ。
「なにか問題でも?」と僕。「あきらかに、貴方ですよね?」
「そんなはずはありません!」
「ご不満が多いかと。フランスは、レジスタンスの国故に、ストライキが多発する地域で、地下鉄がストライキのために運行見合わせになるぐらいだし、ルーブル美術館も、ストライキで休館になると、フランスの友人から聞きました。よほど、不満がおありで?」
僕は、パティシエの行動から、よっぽど不満があり、実力行使に出てしまったのではないかと推理したのだ。
「…」パティシエは観念した。
そして、僕の肌にレーザーポインターが映ったのを感じた。
「ロバート!あぶない!」とレディ・クラリスは、ビルにいる狙撃者を、氷魔法でやっつけたのだ。
「ありがとう、おばあちゃん…。」
僕はホテルでの騒動で、より一層、警戒心を強めようと思ったのだった。
またお会いしましょう。
ブクマとコメントをよろしくお願いします。




