表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女と哲人王子  作者: フジリナ
第二部・王子と世界編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/77

ヒューストンでのテロ

フジリナです。

ロバートの物語はまだ続きます。

 CIA副長官としての僕には休日はない。いや、ほとんどだ。僕があのコーヒースタンドで朝ごはんを取って、二度寝をしようとしてきたら、クリプト・フォンがなった。しかも、めちゃくちゃ怖い音だ。

「これは、何かあったに違いないじゃん!」

 僕が電話に出ると、

「国際指名手配中のテロリストが入国してきた!犯人の国籍は、アメリカであるが、年齢と性別は不明、日本やヨーロッパなどで連続して起きているテロ事件と同一犯の可能性!ただちに出動せよ!」

 とオペレーターの声がした。

「これはやばいかもしれないな」

 僕は、オペレーションルームに向かって、ヘッドセットをつけた。そのそばには、急遽駆けつけた、レディ・クラリスもいたのだ。

「状況はどうなっているのかしら、ロバート」

「いまはね、ヒューストンに向かっているらしい。」

 ヒューストンに、テロリストらしき人物が潜伏しているとの情報が。

「日本やヨーロッパなどでテロを起こしたということは、よほどの、歪んだ思想を持っているということね。」とレディ・クラリス。

「それでさ、いたるところに『大人は何もしてくれない』というメモが落ちていたんだよ。」

「メモ…?」

「それはわからない。年齢はおそらく、若者でしょう。」

 レディ・クラリスは、メガネを外した。

「すぐに、文民の保護に回りなさい。文民の保護をしなくては、危害を加える可能性があるわね。」とレディ・クラリス。

「エージェントに継ぐ!文民の保護を司令する!追加で、テロリストを、ヒューストンのNASAのジョンソン・宇宙センターに入れさせるな!」

 僕の頭の中では、とある危惧があったのだ。

「スリーマイル島の原発の事例みたいに、原発だとか、宇宙センターが攻撃されないかだな。あそこは、原子力を扱っている施設だからな!それが攻撃されてしまったら、取り返しがつかなくなるぞ!」

 スリーマイル島の原発事故。あれは、あの福島第一原発事故よりレベルは低いものの、甚大な被害を及ぼしたのだ。最近では、原子力発電所がテロの標的になりやすく、それが爆破されたら、被爆の範囲が及んでしまうのだ。

「気をつけろ!」

――チーム・アルファ、文民の保護、避難の完了を終えました。

「被害者はいない!?」

――けが人は確認されていません。

「あとさ、化学兵器とか使われるかもしれないから、地下鉄じゃなくて、地下シェルターに避難させて!」


 その後、「くっそ。なんなんだよ!」

 犯人からの要求が、なんとも幼すぎたのだ。「大人は何もしてくれない!なんで解決してくれないんだ!」という、17歳の男の子の言い分だったのだ。詳しいことは、ここでは言及しないが、一方的な、特定の思想に関する主張だったのだ。

「そんなことしても、社会は変わらないさ。さあ、大人しくするんだ!」と僕が呼びかけると、

 男の子は大人しく投降したのだ。


 その後の調査を行うと、男の子の親は、特定の思想に関する過激な投稿を、SNSで行っており、中には、目を覆いたくなるものもあったのだ。

「やはり、特定の主張を、親がしているんじゃ、元も子もないね。」と僕。

「そうだね、ロバート。あまりにお粗末なものだ。」と盟主さま。


 すると、僕がヘッドセットを外すと、

「ロバートはやはり、優秀ね、セシリー」とレディ・クラリス。

「うむ。私が選んだ器だね」と盟主さま。「私が、彼が彼の母親のお腹の中に宿ったときに契約を交わしたからね。そう、哲人王子としての契約をね…。」

「え――」

またお会いしましょう!

ブクマとコメントをお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ