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魔女と哲人王子  作者: フジリナ
第二部・王子と世界編

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テロリストを一網打尽

フジリナです。

ついに、ロバートのルーツが分かる物語が明かされます。ロバートの曽祖父は、特別高等警察の警官で、あの昭和時代の歴史の暗部そのものです。ロバートのつながりと、ロバートの曽祖父。どんなつながりがあるのでしょうか。

 僕は、去年の12月に、CIA副長官に就任したのだ。

 ある日の夜に、コーヒースタンドでコーヒーを飲んでいると、マシュー・クラリスという、ヨランダの叔父と久しぶりに会ったからだ。

「マシューさん。久しぶりです。」と僕は、マシューさんに、テーブル席で会ったのだ。


 マシューさんは、僕に対して、敵意をつのらせていたのだ。あまりに私情を持ち込み過ぎなのだろうか。

「ロバートくん。君は、認めてあげるからな。ヨランダは、僕にとってのものすごく可愛いのだからな。これ以上、ヨランダに対して乱暴するなよ!?」

 と赤くなったマシューさんは、僕を睨みつけていたのだ。

「そんなことしないよ!?だって、僕は本当にヨランダを心から愛しているんだから!!」

「本当だな…??」

 あまりの剣幕に、僕はあまりに震え上がっていたのだ。

 すると、盟主さまと、うんと年上の女性がやってきた。その年上の女性というのは、CIAの長官らしかったのだ。

「待って…!?なんで、ここにクローデット長官が…!?」とマシューさんは震え上がる。

「ロバート。CIA長官のお成りだ。そう、私は彼女に対して、お前を、CIA副長官に推薦しといたのだ。フフフ…。全ては、私の計画通り。」

「なんでさ、あんまり実力がない僕をさ、副長官にするなんて、いじめじゃないんですか!?」と僕。

「いいえ、あなたは、選ばれたんですよ。そう、あなたのその知性の高さと、『影の中村』という称号を持つ、男の子孫だからね。そのことは、日本の中村家から聞いているわ。」

 影の中村と称する、中村伝次郎。歌舞伎役者の血筋を持ち、兄の丙太郎や父の喜重郎のもとでの鍛錬を受けて、義太夫として、役者として鍛錬された一方で、特高警官になったのは、上級生が国家の要人を殺害した事件を受けて、ショックを受けたらしく、それで特高警官になったとか。

 しかし、影の中村というのは、戦後ではいなくなったとされるが、のちに公安の警官なったそうだ。

 え?日本の母方の実家から…?そんなのあり得るわけない。やはり、気のせいなのかもしれないな。

「気のせいではないわ。」とクローデット長官と名乗る女性。

「気のせいじゃないか。たしか、母から聞いたんですけれど。」

「ちょうどいいから、あなたもおいで。」


 そして、ラングレーの本拠地であえなくして、副長官になったのだ。

 そう、ほとんど盟主さまのご推薦で。(ほとんどゴリ押しなのだが…。)


 僕がお正月休みをのんたんと過ごしていると、端末から緊急連絡が来たのだ。

「緊急事態発生!緊急事態発生!ニューヨーク、五番街のショッピングモールにてテロ事件が発生!人質をとって自動小銃を持って立てこもっており、現在の要求は、ニューヨーク市長辞任を求めるとのこと!」

「じゃあ、行くしかないな!」

 僕はそう言うと、拳銃を持って、すぐさま現場へと駆けつけたのだ。


 そして、現場に着くと、物々しい雰囲気に包まれて、僕や仲間のエージェントたちも、この事件のためにわざわざ休みを返上したとのこと。

「ロバートさん。行きますよ。」と仲間のエージェントの、ホンジュラスで大怪我したエージェントこと、ホンジュラスくん。

「ああ」僕はそう言うと、すぐさま現場へ。


 過去の記憶が、蘇ってくる。これはいわゆる、先祖の記憶の伝承なのかもしれない。

 昭和11年2月26日。あの大雪が降った帝都。血の跡が残る中、僕の曽祖父の中村伝次郎は、特高警官の制服を着た状態で、将校たちに呼びかけた。

「お上は、諸君らが動乱を起こしても、帝国の国体は変わらぬと言った!即刻、降伏・平伏せよ!」と曽祖父の中村伝次郎。

「…何を言う、警官のくせに!我らの信念は変わらぬ!我らが国体を変えなければ、昭和維新はなせぬ!」

「なせぬものは、なせぬものだ。さあ、平伏せよ!」

 あの軍事動乱は、昔ならできるものだった。


 僕は、自動小銃を持っているとの情報があるので、店のショーケースや、あとはカウンターテーブルを盾にして、銃弾を避けていって、自動小銃を持っているテロリストが回れ右をしているスキに、銃弾を打ち込んだ。

「ぐっ!」

 いい気味だ。


 だが、銃弾のあられが降って、大ピンチになる。

 すると、制服姿の男性の幻影が来た。

「ロバート。そんなもので怯むな。テロリスト、すなわち国賊を相手にしているのだ。なら、その拳で殴り倒せ!」

 僕は、やる気を起こした。


 すると、「やるんだ、ロバート!」という先祖の声とともに、僕はテロリストの鎮圧に向かう。

 エージェントたちもついてくる。銃弾のあられが来る中で、フードコートのテーブルやカウンターテーブルをバリケードにして、次々と倒していく。

 リーダーを鎮圧する頃には、他のエージェントたちが、人質の救出に向かっていた。

 また、ニューヨーク市警とニューヨーク州兵の鎮圧部隊がやってくると、もう既にテロリストたちは、登降していたのだ。

 

 このニュースは、「お正月休みを襲った、テロ襲撃事件」として、全米のみならず、世界的にも報じられたのだった。

フジリナです。また、お会いしましょう。

今年から、新章突入ということで。

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