2026年新年スペシャル・真知子姉さんの料理
どうも、フジリナです。
真知子姉さんのある「才能」についての、お話です。
やはり、みなさんが多くの作品で見てきた、「料理の天災」というものです。
では、お楽しみください。
日本、東京の中村家の屋敷。
僕は、まさに試練に苛まれていた。純和風の屋敷で、悪臭がしているので、尚ちゃんが鼻をつまんで、不快な表情になっていたのだ。
「どうしたの、尚ちゃん?」と僕は尚ちゃんに尋ねた。
「姉が、また変な料理を作りやがった!」と尚ちゃん。やはり、変な気を察知したのだろう。
「え、また作ったの!?」と僕。
道理で、和希くんと貴音ちゃん、そして篠原教授が出前を頼もうとしているのを見たのだ。
「あのさ…出前で、ラーメン頼んだ?」と和希くん。
「頼んだ。コンビニごはんでもいいからさ。」と貴音ちゃん。
「そうだよね」と僕。
「悪い、僕は急きょの会議が入ってしまった…。」とレオン・ジャン・タジミが、ナプキンで口元を隠して言う。
「オレは、急きょの柔道の稽古が入ったので、じゃあね」と慎太郎。
「みんな、それぞれの言い訳をして、逃げていったな。」と僕。
「ほら、言っただろ。姉貴の料理は、友達が一緒にいると、たいてい逃げられるから。」と尚ちゃん。
「だよな…。あんなの、いやだよ。」
だが、真知子姉さんは、最恐の無自覚だ。
「みんな、おいしいから、柔道の稽古とか、会議だとかの腹ごしらえにどうぞ!」
真知子姉さんが出した戦慄のメニューがこちら。
・溶岩スープ
火山の噴火を想起させるような、トマトたっぷりで、胡椒たっぷりで、なおかつじゃがいもは生の、生々しいスープ。
・炭トースト
どうしたら、こんなにこんがりになるんだというぐらい(おそらく、火力強すぎ✕焼く時間が長すぎ)の、地獄の産物。
・お砂糖たっぷりのハンバーグ
お砂糖が入ってるなんて、そもそも論外。ひき肉には、ブラックペッパーとあとは卵と薄力粉があれば十分だろと思うが、なぜかお砂糖が入っている。…しょっぱめのことを、全部お塩だと勘違いしているのか??
・ポテト??
最終的に出されたのが、本人はポテトと主張する、何かが焦げたもの。その匂いは、火事を想起させる。
「姉さん…。これだから…自立ができないんですよ。」と尚ちゃんは言葉を選んだ。
本当なら、結婚できないと言いたいところだが、男性も家事をする時代だし、なおかつ、女性は料理をするものだという考え方はもう古いのだ。
「いやあね!自立ができないのなら、やはり、カップ麺でも行けるでしょ?」と真知子姉さん。
「いや…なんでもないっす」と尚ちゃん。
それが、真知子姉さんはいざカップ麺を作っても、お湯の入れ過ぎで、カップ麺がただのお湯スープになって、足りないからと、大量の粉スープを入れたら、尚ちゃんは悶絶するぐらいのしょっぱさに見舞われた…。
(やはり、姉さんは、カップ麺でさえも調理できない、めちゃくちゃなんですよ。)
(マジか…。)
(真知子姉さんは、バリスタをやって、バイトに応募したんですけれど、その体験でめっちゃくちゃなドリンクを作ってしまって、店長のひんしゅくを買ってしまったんですよ)
(最悪やわ)
そして、僕は食べてみた。
「げっへげへげへげへ!!」とあまりにまずいから、悶絶してしまった。こんなにひどいものだったのかと思うぐらいのまずさだ。
「これはひどいよ、姉さん…」あまりのまずさに、尚ちゃんは涙が出る。
「おいしくできたわね♡」
(そういう問題じゃないだろ!!)と一同。
【おまけ】
尚ちゃんが難しい案件で頭を抱えていると…。
「今日の晩御飯は、真知子姉さんの手作りか、デリバリーのおいしいラーメンよ。うまく言ったら、ラーメン、うまくいかないと、真知子姉さんの手作りかもよ?」と貴音ちゃんが脅す。
「やめろおおおお!!」と尚ちゃん。
尚ちゃんが居眠りしていると、例の溶岩スープの残りで叩き起こす。
「がはべっる!?」と無条件で起きた尚ちゃん。
では、またお会いしましょう!




