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魔女と哲人王子  作者: フジリナ


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13/33

夏の遊園地スペシャル

フジリナです。

12月なので、季節がズレているかもしれませんが、申し訳ございません。

12月の遊園地といえば、イルミネーションですが、すっかり、カップルのものだという認識で、友達も恋人もいない、ぼっちにはつらいです。

イルミネーションは、やはり、カップルのみなさんに、譲りますか。

2025年8月3日

 ニューヨークの暑い日の中で、僕は、久しぶりに外に出ることにしたのだ。ただ、条件付きで。

 それは、盟主様も一緒で、それかつハロルドさんも一緒だ。コニーアイランドという、遊園地に向かい、そこで、多くの人たちが、海水浴や、遊園地のアトラクションで遊んでいたのだ。

「ひゅー!あっそぼ〜!」と僕は大はしゃぎ。たぶん、哲人王子としての仕事とは関係ないだろうと思えたのだ。すると…。

「ロバート。おまえは、このコニーアイランドで、探索をするのだ。ここに、あの聖なる石板が埋められているのだ。」

「え、なんなの、この新しい宝探しゲーム!?」僕はただ驚くしかなかったのだ。こんなところに、聖なる石板が埋められてるなんて、どうにかしている。

「もうさ…。何がしたいんですか、盟主さま。」

 僕は、ニューヨークのコニーアイランドのアトラクションや、海岸で海水浴を楽しみたかったのだ。

「少しぐらい、海水浴させてよ〜!」

 だが、盟主さまは容赦しなかった。

「どこかに、隠されているのだ。私が用意した、CIAのエージェントのマシューとともに、ここに襲いに来るロシアのスパイから、この聖なる石版を探しなさい。制限時間は、いまは10時だから、制限時間は、17時まで。石版は5つある。では。はじめ。」

 僕は、マシューとともに、石版を探しに行った。マシューは、レディ・クラリスの息子で、現役のCIAのエージェントなのだ。で、36歳なのだが、美少年の見た目をしているのだ。

 まずは、観覧車に乗って、探しに行った。ロバートは、高所恐怖症であるため、観覧車に乗るには、かなりの勇気がいるものだったのだ。だが、彼女のヨランダとなると、

(ヨランダと、ここで遊園地デート♡それで、観覧車で、『ロバート、こわーい!』とヨランダが怖がっていると、それで僕が守ってくれたりして!)

 と妄想するロバート。だが、観覧車から見えると、石碑に化けた石版が、メリーゴーランドのそばにあるのを見た。

「あ、みっけ!」僕が向かうと、少し危ないけれど、マシューに協力してもらって、観覧車から飛び降りた!(作者からのお願い:実際にやると危険なので、良い子は真似しないでね!!)

 マシューは、スーツの下から幸いにもパラシュートがあったので、それで降りた。

「ビルから飛び降りるなんて、朝飯前だからね。」

 クールに振る舞うマシュー。

「じゃあ、一緒に行きますか。マシュー、あなたはどうする?」

「…別行動で。」

「オッケー。じゃあ、見つけたら連絡してね。」

「了解しました、ロバートくん」

 普段クールなマシューが微笑んだ。よほど僕のことを信頼しているのだろうか。

「スマホか、スマートウォッチ、もしくは…」

「大丈夫だ、ロバートくん。エージェント仕様に、スマートウォッチは改造されている。」

(秘密裏で、IT企業が、貸与するために、製造しているんじゃ…。)

 僕はそう思うと、マシューのスマートウォッチを探りたくなった。そして、石碑に化けていた、聖なる石版を1つ手に入れたのだ。あつ、4つはどこにあるのだろうか。

 観覧車だと、やはり落下の安全の懸念があるから、観覧車には乗らないほうがいいのかもしれない。また、4つ目のヒントとして、ジェットコースターと、観覧車の下、空中ブランコ、そしてフリーフォールだ。

 観覧車の下には、ミニチュアの石碑があったのだ。

「これは、プロビデンスの目のマークがある、ヘブライ語の碑文っぽいな。」僕は、碑文の解読をしようとしたのだが、マシューのインカムに通知が来たのだ!

「ロバートくん。早く、石版を取り返すんだ。ロシアのスパイが、潜入している情報が。」

 僕はすぐさま、フリーフォールの近くにある、石碑へと向かった。すると、怪しげなポロシャツの男が飛びかかってきた。

「来る!早く、石版を持って、逃げるぞ!」

 僕は、あまり走るのが苦手なのだが、逃げ足はとても早いのだ。

「僕がなんとかするから、早く!あとはジェットコースターと、空中ブランコのあたりにある!」

 マシューがそう言うと、ポロシャツの男を取り押さえた。

 いくらか走っていくと、空中ブランコの方へと向かった。僕は取りやすいように、外側ではなく、内側に座ったのだ。空中ブランコには、小さな石版が、ブランコの柱の部分に埋め込まれているのを見たので、あまり外側に傾かないうちに、すぐに取っていった。

 アトラクションが終わった後に、また別のエージェントが飛びかかってきたので、

「来る!」と僕は叫んで、走って逃げていった。

「来るな、これは!来るよ〜!」

 僕は、空中ブランコから逃げていくと、最後に、ジェットコースターに向かった。ジェットコースターは正直言って、苦手なのだが、宝探しゲームに参加しているので、ジェットコースターのどこにあるのかも、予想してみた。

「ジェットコースターの、頂上から降りた途端に、猛スピードになるじゃん。その時に、石版があるのかもしれないな。」

 僕はひとりごちた。

 ゆっくりと昇っていき、そして、頂上から猛スピードで降りていくと、途中で石版が見えたので、僕はタイミングを見極めて、石版を取ることに成功した!

「だけど、降りたらさ、ロシアのスパイが紛れ込んでるかもしれない。お客さんがふたりだったけれど、今度は従業員だったりして!警戒しなきゃ…。」

 僕の予想通りだった。ジェットコースターが到着して、従業員がいるステーションに着くと、僕を睨みつける従業員がいたのだ。これはもしや…。

「お客さま。危険物の持ち込みは禁止されています。お預かりしましょうか?」

「あの、これ拾ったんですので、関係ないです!」

 僕はそういうと、走って逃げていく!

「お客さま!!お待ち下さい!!」

 さすがはスパイだ。やはりちゃんとなりきっている!僕は心拍数が上がって、息が上がる中でも、マシューのもとに逃げていったのだ…。

 

 そして、午後17時以降に、すべての石版を取り返すことができたので、ゲームクリアとなったのだ。盟主さまは、この間、何をしたかと言うと、涼しいところで、ゆっくりお茶を飲んでいたのだ。

「すばらしい、ロバート!」

 あのロシアのスパイはなんだったのか。そもそもの仕掛け人なのか、ゲームが行われることが漏らされて、それを狙ったのか。

「それはやはりね、ゲームが行われるのが、漏れたんだよ。本当なら、君とマシューとで行われる予定だったけれど。やはり、狙っていたようだね。」

 僕は、やはり理由がわかって納得したのだ。

 そして、この日は楽しく遊園地で遊べたのだ。

フジリナです。

夏休みの遊園地はどうでしたか?

遊園地といえば、夏休みですが、季節が冬なので、イルミネーションのイメージがありますが、やはり夏休みでしょう。

では、またお会いしましょう。

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