ピクニック2
前回の部、少し書き直しているのでよければご確認ください。
今後の展開に少し関わる予定です。
すみませんがよろしくお願いします。
「第一降下予定ポイントまで30秒。野郎共、準備はいいな?本機は機体投下後、速やかに暴風域を離脱する。上空支援はないからな。」
『うっわ逃げるんすか。』
岸め。解ってて煽りやがる。
「お前の機体に劣化ウラン弾が当たってもいいならやるぞ。」
『本当に当てられるから怖いんすよねぇ。』
馬鹿め。ぎりぎりで躱せるところに落としてんだよ。
本当に当てたら俺がしょっぴかれるだろうが。
「第一降下予定ポイントまでカウントダウン。5、4、3、2、1、Sa1、Sa2、Sa3、投下!」
『はい。』
『了解!』
『あいよ!』
吹雪の中、まず3機が降下、間髪入れずに次の機体の投下シークエンスへ。
「玲華!機体の制御頼む、次行くぞ!」
「解ってる!」
『こちらSa1、地表へ到達、Sa2、Sa3も着地完了を確認。』
「第一陣は周囲警戒しつつポイントbへ移動開始。」
『了解。』
第二降下ポイントに到達。
「よし、Rd4、Sa4、Rd2、投下!」
『……っ!』
『ひーおっかねえ。』
『迎えを頼む。』
「了解」
猛烈な吹雪のなか、更に3機のヘミスが降下していく。
死ぬなよ。
「ハッチ閉鎖完了。以降1200までチャンネルS3以外の無線を封鎖。Css3は現中域を離脱する。」
『『了解。』』
「了解。」
玲華が機体バランスを崩さないように慎重に旋回しつつ暴風域を離脱する。
ひとまずこれで俺たちは暇である。
暴風域を抜けたところで作戦完了まで俺たちは待機だ。
しばらく吹雪の様子を見ながら回収できそうなポイントを探さないといけない。
「大変なことになった。」
自動操桿に戻した玲華がまじまじとこちらを見つめる。
なんとなく目を逸らしつつモニター画面に目を落とす。
「まあ、こういうこともあるさ。データー上では、少なくとも年間800体は降りてきてるって話だし。」
「大地も本当は降下たかった?」
「やなこった。面倒ごとは御免だね。」
「自分のお金で機体をフルカスタムしてる人が言っても説得力ないけどね。」
へっ。
いくらTg型でもこの吹雪の中、格闘戦ができるもんか。
距離をとってお金の掛かる火器で殺るしかないんだから、面白くもなんともない。
さて、野郎共を回収できそうなポイントを探すとしますか。
主人公が所属するザフスト北部第三支部駐屯部隊、通称第三隊では、へミスがある程度カスタムされ、コードが割り振られています。
Sa型は高機動型、Rd型は重機動型、といった感じです。
この話もおいおい出てくるのでよろしくお願いします。




