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とんぼの恋

作者: まえとら

お盆がすぎ。

台風がさり。

曼殊沙華のお花が咲く、お彼岸の季節。

お米がこうべをたれて実っています。

田んぼは稲刈りの季節になりました。


田んぼには、いつも。

かかしさんが立っています。

雨の日も、風の日も。

田んぼを守っています。


田んぼに立つかかしさんに、とんぼさんは恋をしました。


「かかしさん。そんなにだまって立っていてつらくないのですか?」

「これがわたしの努めですからね」

かかしさんは、とんぼさんに優しくこたえました。

田んぼにうまれた、とんぼさんの恋。


顔を赤らめた、とんぼさんが彼岸花の赤いお花にとまりました。



その赤いとんぼさんの子どもたちは、赤とんぼになって。

今も秋になると田んぼを飛んでいます。

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