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古着屋の小野寺さん  作者: 鎚谷ひろみ
sweet&salty
41/52

20C 日本の風

前回の話のエピローグ、千里香さん視点です。古着屋の小野寺さん 二部 sweet&saltyの最終話になります!


今回は本当にエピローグなので、短いです!






私は目の前の少年に……自身の過去を話した。

彼は、私の話を真剣に聞いてくれている……

静かな悲痛は、彼の感情を揺さぶってしまっている。

それでも、私はもう塞き止める事ができなかった……





漸く、ここまで来れたんだ……自分じゃない……誰かに……私の過去の罪を……伝えれる日が来たんだ……私の背負ってきた荷。話された方は迷惑かもしれない……

そんなこと知ってる。でも、君になら……



目を瞑る……


所詮は過去の事……ただ、やはり心と頭と体は違う……


頭は以外と冷静で、心はただ思ったより平静で……だが、体は正直なのかもしれない……自然と涙が溢れてくる気がした。




私は他人を信じるのも信じられのが、恐い。

信じるは、それを利用されて裏切られるのが恐い。

信じられるのは、相手の信頼を裏切り、見放されるのが恐い……





でも、彼は私の痛みや弱さを請け負い……心地よい力で私を支えてくれた。


君には驚かされるよ。


もう一度信じてみたい。自分でもなく、家族でもなく、他人という存在を……




きっと昔だったら、すぐに相手を切り捨ててた。


わかってるよ。自分の欲のためだけじゃないって事……

父親や、お姉さんや、私の事を考えた結果なんだろ……


許す事、赦される事。


きっと師匠もこの様な感じだったのかな……

でも、私は怖くない。隣に彼が見て居てくれるから……一人の大人として、目の前の少女の「願い」を受け入れる。

カッコくらいつけても、構わんだろ……


どんな過酷な過去もその人の歴史として残る。だが、負の感情を持ち越してはならない。誰かと生きるため、歩むため……





《はい! ストップストっプ!! なんか、私らしくなく……しんみり空気感になってしまったなぁ! まぁ、私も色々考えているのだよ! まぁ、そんな、こんなで今回の一見は片付いた! えっ、あの記事? 今回も兄貴が手をまわして、これ以上追及しない様にしたらしい……それと、私も所詮この国じゃ、誰の興味も持たない影響力もない一般人……本当に過去の事なのさ。 さぁ、この空気感を纏って、元の系列に戻ろう!》







二人を見送って店前に残った私……



なかなか中睦まじい感じじゃないか~いや~青春青春! あれは、一気に距離が近づくと良いカップルになるぞ~ 帰り際、チュチュってしたりして~……



私は改めて、冷静になり重大なミスに気付き、一気に息を飲む……



やべ!! えっ、でも……どうしよう……勢い余ってノリで、長瀬くんの事も応援するってみたいな事、言っちゃった……


いや、待てよ……正式に応援するとは言ってないし……



私は両手で、荷を置くように今の状態を整理していく。



えっ、少年は早川くんの事が好き……長瀬くんは少年の事が好き……それで、早川くんは……


『ラブトライアングル!!』


あぁ……どうしよう……面倒くさい事になった……


そうだ! 私はただ、見守るだけに徹するんだ!!



それに、サポートはもう何度もしたし……一番多く肩入れしたのは、あの子だったし……



これ以上はもう…………よし! 後は結果を見守るだけだ!……



あぁ……神様!! 普段全然信じてないし敬ってないけど……お願いします!! 大変な事には、ならないでください!!


自分の適当さに、頭を抱える。



すると、ふと、背中に突風を感じ私は靡く髪を抑える。


その風は温かく力強い風だが、私を包むようだと感じた。


春一番……もう、そこまで春が来てるのか……




そういえば、大人になって日本に着たとき……空港を出て、久々に味わう暖かさと湿気に改めて驚いたったけ……

その時も、アメリカから逃げてきたから……日本に着たという実感で安堵したんだ。


自然と滴る涙が……私の今まで溜め込んでたものをゆっくりと浄化してるような気がして……それで歩いていると優しい風が私の頬を撫でてくれた。



日本の風は……優しいのかもと、思ったけ……




私の航海は小さな世界へ入っていった……でも、そんな世界だからこそ、当たり前の事を理解できたんだ……そして、出会った人々のお陰で船は修復できたんだ。色んな人がくれた継ぎ接ぎで、不恰好だけど。

今の私なら……もう一度、漕ぎ出す事ができるかもしれない。


あの世界へ……昔の私では無し得なかった……今度はまた違う……




見たことない景色……が待っているかもしれない。





二部まで長いのに読んで頂き誠にありがとうございますm(。_。)m!


ついに、ここまできました。


二部に関しては、たまたまなんですが前半は千里香さんが遠回しに過去と向き合う構図。

後半は直接的に過去と向き合うことになりました。


一応、これで千里香さんの因縁的な所はすべて解決したことになります。


三部はもう一人の主人公、佐藤くんが過去や未来に向き合う番になると思います。

でも、まぁ三部前半は、田中と田中の彼女の話……他諸々になりそうです。



でも、その前に一部~二部をタイトル含めての修正をする事になりそうです……(汗)


あの……著作権あたりの関係です……


三部あげるのは……いつになるかはわからないですが……もし、また投稿した際に懲りずに読んで頂いたら幸いです( ̄▽ ̄;)


ではでは、本当に読んで頂き誠にありがとうございましたm(_ _)m!!

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