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古着屋の小野寺さん  作者: 鎚谷ひろみ
sweet&salty
38/52

※20A サウンドトラック#2 惑うイト……の簡単なあらすじ。

※20A-2 惑う糸の内容が少しセンシティブな内容のため、

全年齢でも大丈夫そうな一応軽いあらすじを書かせていただきました。

内容は前回のモノと同じなので読まれてるかたはスルーで大丈夫です!




長瀬優 は結局カメラを売ることは出来なかった。




学校で『魔法のデニムジャケット』のお金を用意する事を悩んでいると……学校のイケイケなグループの女子の会話を小耳に挟む。


『駅の北側には……学生でも、裏で雇ってくれる大人の店があるらしい……』


長瀬 優 はその事を頭の片隅から消えず、気が付くとその大人の店の近くまで来てしまう。




『お父さんが喜んでくれるなら……我慢しないと……別に、いいよね』


頭が真っ白になり、ふと足を踏み出そうとした時、声を掛けられ肩を捕まれた。



「少女じゃないか!? こんな所で何してるんだい?」


呼び掛けたのは小野寺 千里香。


その声によって長瀬 優は怖くなり、踏みとどまった。




小野寺 千里香と長瀬 優は近くの喫茶店に行き、事情を聞く。




長瀬 優の父と姉が喧嘩して、姉が出ていった事……


それが原因でここ2年……3月くらいには父が鬱に近いくらいの落ち込みをすること……


その気持ちを和らげるために、例のジャケットをプレゼントしたいこと……


でも、お金が用意できない事……


そして、気の迷いで…………いけないことに手を出そうとしたこと……




千里香は、性に関する仕事に対しての自身の価値観を雑談程度に話す。




それから、千里香は


「女の子には、何よりも自身を大切にして欲しい。身体も心もね。親御さんも、友人も君の事を大切に思っているよ。だから、もし、そういう事柄に足を踏み入れそうになる前に誰かに相談して欲しい。中には直接相談できない内容もあるだろう。それだったら、ネットを使って顔も知らない人に聞いて貰えばいい。それか、一度立ち止まって後ろを見て欲しい。それだけでも世界は変わるよ。できれば、選択肢として最後の最後であって欲しいと、私は思うんだ 」

と言われ、長瀬 優の気持ちは少し和らいだ。



それから、デニムジャケットに関して小野寺千里香から……社割で安くジャケットを買い取って、長瀬 優に渡す事。それと変わりに長瀬 優には、個人間で無理せずお金を数回払いで返却する事(千円単位の端数分は千里香が受け持つ事)を提案した。


長瀬 優はなぜ彼女がそこまでしてくれるのかと、質問すると


「あぁ、私はそれなりに……お金は無いことはないし、そんな事で一人の女の子の気持ちを救えるなら構わんよ。私は、『君の力になれるなら、してあげれる事はしてあげたい』。 それに、私が今までにもらった、恩を……別の誰かに返還したいんだ。それが古着屋の店長……いや、古着屋の魔女としての使命さ! 」

と彼女はキメ顔で手を差し出した。


小野寺千里香は彼女の為に、買い取る事を約束し、急いで店に向かった……そう、嵐の様に去っていった。




そんな、彼女の優しさの余韻を味わっていると、急に男から「お金が必要なんですか?」

と呼び掛けられた。



よく見ると……去年、長瀬 優が初めてトレアイに行った帰りにあった、胡散臭い記者だ。


五味 真澄。



その男は流暢に話しかけ、自分の取材に手伝ったら五万円を渡すと伝えた。


取材内容は、『小野寺千里香の近況』


男は、五万円じゃ足りないか……と勿体つけ、追加報酬に『長瀬 優の姉が今何処で何をしている』かの情報を足した。



長瀬 優は、小野寺千里香の情報を売る事は、彼女への裏切りになるのではないかと悩む。

記者からは、言葉巧みに彼女の将来の為と説得させられる。



彼女はその場では、答えを出さず、喫茶店から家までの道中考えながら帰宅した。



ベッドに倒れこむ彼女。

ふと、脳裏に

『君の力になれるなら、してあげれる事はしてあげたい』

という、小野寺 千里香の言葉が過った。




父にプレゼントする事……

姉の居場所を知れる事……

小野寺さんの助けにもなれる……

そして、あの記者の人の願いは叶う。




そうだ……彼女もきっと救われるはずだ……そうに違いない……



考えが纏まり、彼女は決心をした。



次の日、約束の時間に喫茶店で取材を始める。


今回も読んで頂き誠にありがとうございますm(_ _)m!


簡単なあらすじでした。 もし、これで本文が気になったかたがいらっしゃいましたら読まれ頂けましたら幸いです!


今回もありがとうございました!

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