あかいふくのヒゲヅラオヤジ
思いつきの執筆です
特に意味はないです
はじめて見た雪に喜んで近くの公園に遊びに行った
そこはいつもと違って白くキレイに染まっていた
あとベンチに真っ赤な目立つ服の白いヒゲにまみれたオッサンがうつむいて座っていた
「ヘイヘイ、オッサン。今日はダレかの誕生日。うつむいていちゃしかたない、オレに話しちゃくれないか」
「ハァ、大切な荷物をなくしてしまってこまっていたのだ」
「ヤレヤレ、オッサン。探さなきゃなくした物も見つからない。ココで座って泣いててもしかたないだろ」
「いや、しかし。だが、しかし」
「オイオイ、オッサン。しかしもダガシもねぇんだよ。見つけたいか見つけたくないかだろ」
うつむいていたオッサンは顔を上げはっきりと言う
「見つけたい」
「ヨシヨシ、オッサン。オレも手伝おう。探し物はなんだ?」
「トナカイとソリと白い大きな袋だよ」
「オッサン、ジンセーは諦めも大事」
オレはクールにオッサンに背を向け歩き出した。
「ちょっと待って」
オッサンがオレの腕をつかんで止める
「オッサン、今の時代でトナカイってモーソーもいい加減にしないと良い大人に成れないぞって母さんが言ってたぞ」
「妄想じゃないから!本当だから!」
「しかたないな。トナカイがホントなら行くとこは決まっている」
「え!本当!?」
「ついてきな。案内してやる」
腕を掴んだオッサンをそのままにオレはズンズン進んでいく
着いたのは木々の生い茂る学校の裏山
「こんなコンクリートジャングル。動物が来るならココしかない」
「本当かな?」
そしてすぐにトナカイとソリと白い大きな袋は見つかった
「ありがとう少年!おかげで助かった。何かお礼をさせてほしい」
「オイオイ、オッサン。言っただろ、今日はダレかの誕生日。うつむいていちゃしかたないってね。いい笑顔だぜ」
オレは背を向けクールに去っていく
「ちょっと待って」
オッサンは腕を掴んで止め、ソリを指差し言う
「乗らない?」
「ヤレヤレ、オッサン。オレをガキかなんかと勘違いしてんじゃねぇか?乗るぜ」
指差し固まっているオッサン置いて白い大きな袋の脇に座る
そしてオッサンがトナカイの後ろのソリの運転席?に座り込むとトナカイがゆっくりと歩き出し空に飛んだ
青い空と白い地面に感動する
「今日はダレかの誕生日。盛大に祝おうじゃないか」
「フォーフォーフォッ!」
オレの叫びとあかいふくのヒゲヅラオヤジの高笑いが空に吸い込まれていった
気がつくと自分の部屋の布団に寝ていた
ただ町の灯りにちらつく白い雪と壁に掛かったあかいくつしたのふくらみはどうやら夢ではなさそうだ
ここまで読んでいただきありがとうございました




