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しるし2(詩集)

あまいうた

作者: さゆみ

ココアに浮かぶマシュマロが溶けた

あまいふわっとが囁きかける

もっと、もっと言ってよ


痛いトコ、指すって、綴じて

傷口に魔法の粉、振ってよ

消しちゃって、全部見えなくして


泣かして、解毒剤流しこんで

涙が朱くなるまでうたってよ

そして拭って、一つ残らず拾って


抱いて、そっとキスして、吐いて

あなたの鼓動を全て聞かせてよ

息を吸って、止めて、そのままで

癒やされてるのに苦しくて

救われながら蝕まれてゆく

少しずつ殺されてるのに

イヤホンを外せないの




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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読いたしました。 ラストの「イヤホンを外せないの」で衝撃を受けました。 それまでふわふわとした自虐的な詩かと思っていたのに、一気に現実感が襲ってきた感じです。 さゆみさんは感性で創作され…
2014/03/06 21:53 退会済み
管理
[一言] 甘い中に、何故か突き刺さるモノを感じるさゆみさんの表現がたまらなく好きです。 女性的だし、甘美で、でも突き刺さる感じが。いいなぁ、って嘆息しながら思います。
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