夢と現実と喧嘩の仕方
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夢・・・
「優希、喧嘩ってのはどうやるか知っているか?」
幼い頃、祖父になんども言われてきた事
その一つがこれだった。
その祖父が亡くなってもう二年になる。
きっとこれは夢だ、そう分かっているから悲しくなる。
最近になってよくこの夢を見る、
そしていつも祖父のこの言葉で夢は終わる。
「喧嘩は心でするものだ。」
・・・
「これで何回目だろうな、この夢を見るのも・・・」
「最強の番長」成川優希
それが中学時代の俺の渾名
しかし今となっては番長時代の牙は抜け、
「模範的優等生」成川優希
これが今の俺の渾名
今日も俺は学校にいく
変化しない毎日に自分の色を刻む為に・・・
・・・
「おはよう優希君」
「おはようございます夏美さん」
球磨川夏美、俺の幼馴染みだ。
「にしても優希君、本当に変わったよね」
「そうですね」
「素っ気ないなぁ」
「すみません」
「それが素っ気ないの」
そう言うと夏美は走って行った。
「あっいたいた、あなたが成川優希君ですね?」
「そうですが貴方は?」
夏美と入れ替わりできた女性に尋ねる。
「申し遅れました、私は神の使いのカノンです」
「神の使い?一体なん「キャアア」夏美⁉」
・・・
夏美side
優希君と別れた後、私は学校に向かって走っていた、
ドン
「いたたたた、あっすみません、大丈夫ですか?」
そう言いながら振り向いたその目に映ったのは・・・
見たこともない怪物だった。
「キャアア」
・・・
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