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『私が貴方を貴方が私を』

青春って甘酸っぱいよね。まるでアップルパイみたい。

自分の愚かさにヘドがでる。

何が青春だ…

興味本位で彼女を傷つけてしまった。


そう思うと自然と涙が出ていた。

本当にごく自然に…それが当たり前かのように…

彼女の話を聞いて、彼女の思いを聞いて。


「なんで…貴方が泣いてるの?」

彼女は泣いている私に困惑しながら質問を投げかけた。そんな彼女に私は…


『なんでだと思う?』

逆に彼女に質問を投げかけていた。


「同情?そんなものくだらないよ…」

違うよ…違う…もちろん同情もあるがそれだけじゃない

私は今、精一杯伝えられるだけの言葉を送った。


『それも少しはあるよ…けどね…今、泣いているのは君の代わりになんだ。』


「…は?」

鳩が豆鉄砲を食ったっていう表現はこういうことなんだろうなと、少しだけ思いながら私は言葉を続けた。


『君が受けてきた苦しみは、当事者でない私にはわからない、でもね、全て自分のせいにして諦めて泣かないなんて悲しいよ…そんなのは間違ってる。ずっと苦しかったんだよね?誰かに話したかったんだよね?助けて欲しかったんだよね?だからさ、同情じゃなくて共感してしてあげたかったんだ…だから泣いてるんだよ。だから泣けるんだよ。』


「結局ただの同情じゃない!私は可哀想な子じゃない!私は…『君の痛みを!苦しみを私にも分けてくれないか?』」

彼女の言葉を遮り私は伝えた。伝えたい言葉を今彼女を救える言葉を。


『1人で抱えるにはあまりにも大きすぎるよ。君だけではあまりに重すぎる。だからさ、少しだけでもいい、全部は私も背負えないから少しだけ私にもその荷物を背負わせてくれないかな?』


「だから、同情なんて…」

『同情なんかでこんな言葉はでないよ。君が1番わかってるんだよね?唯一友達を守ってきた君だから。私の言葉は君に届くと思うんだ。』

彼女は困惑しているが確かに伝わるはずなんだ…

だから今は…


『君が友達を守ってきたのは同情ではなかったよね?だから、今度は君が守られる番なんだよ。私が守るから。どんなに嫌だって言われてもしつこく何度だって言い続けるから。君はさ…』

一呼吸おく。


『本当によく頑張った。』

これがきっと君がずっと欲しかった言葉なんだよね?


教室に静寂が流れる。

まるで時が止まったかのように

この世界に彼女と私しかいないかのように

ただただ静寂が流れる。


「なんで…なんで!!そんなこと!!!どうせ裏切るくせに!!!!私のこと何も知らないくせに!!!!偽善者!この偽善者が!」


わかってたさ。そう簡単には信じられないよね。だからさ、ちゃんと理解するよ。理解したいよ。君のことを


『だから、君のことをもっと教えてほしい。』

一緒に背負うから。一緒にいるから。


「そんな…」

『君の笑顔をみたいんだ。一緒に喜んで一緒に怒って一緒に哀しんで一緒に楽しんで。一緒に喜怒哀楽を感じたいんだ。』


「っ…」

彼女が泣きそうになる。わかってるよ。本当は泣きたかったんだよね?受け止めて欲しかったんだよね?

大丈夫。君には私がいる。



『君が諦めても私が諦めない。だからさ』

最後に伝えるよ。ありったけを。


『私と、一緒にいてくれませんか?』

次回が一応一区切りです。スマホだから誤字脱字多いかもだけど定期的に編集するから許してクレメンス。

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