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『グラビティデイズ』

おふざけを少々。でも今回はシリアスなんだよねー

シリアスってなんか牛乳かけたら食べれそうじゃない?

『さて、それじゃ話そうか』

私は、至って冷静に話しかけた。


内心は、君の心の闇を暴いちゃうぞ♪

と、少しドキドキかつ黒蜜さんの過去への興味が強いが…

失礼のないよう自重しながら話を聞くことを心がけよう。


「私の過去、知ってたんだね…」

彼女は伏し目がちにというか、少し訝しみながら質問を投げかけてきた。


『うん。それとなく知ってるだけだから…全部が全部知ってるわけではないから。辛いかもだけど、もしよければ話してくれないかな?君から聞きたいんだ。真実を。』


危ねぇーー!さっき先生に『彼女の過去のこと知ってるんです(ガチクソイケメンスマイル)』って伝えていたこと忘れてたわ!


正直知らねえわ!何も!過去のかの字も知りませんわ!まるで0歳児!バブバブ♪

うげぇー自分で考えてるだけで吐き気がする…

悪ノリもすぎるな。反省せいよ諸君。


まぁ、今の回答は百点満点やろうけど…


あくまで、本当のことは知らないけどそれとなく知ってるよ!でも、それが本当かわからないから君のこと理解したいし教えて!って

うん。完璧!こりゃ騙されるわ。

老若男女諭されるわ!地面士なれるかも…


ハリソン真城…もっとネガティブでもっとポジティブでもっとハッピーな話をしましょう。


やべぇ、英語あまり知らないこと気づいて恥ずかしくて死にそうだわ…

いやいや、それは置いといて黒蜜さんに全集中せねば…


「私ね、お父さんが漫画家だったの…」

ん?過去編か?これ長いやつか?


『そうだったんだ』

とりあえず無難な返しだな。

さあ次の矢はどう来る…


「とっても売れっ子だったの…少女漫画描いてて。あのブルーローズに載ってたんだよ。」


なんと!?あの週間ブルーローズに!?

私は姉がいたから知ってるけどかなりの有名なところだぞ…


『あのブルーローズに…すごいじゃないか』

「うん…家族仲も良くてとても幸せだったの…でもね小学四年生の頃にね…」


待ってくれ、めちゃくちゃ重たい話っぽくないかこれ…おじさん胃が持つかな〜あと涙腺。


「私の家庭教師とお父さんが浮気したの。」

やめてくれ黒蜜…その術は俺に効く。

やめてくれ


「そこからお母さんが少しずつ壊れていっちゃった。離婚前は漫画とかアニメとか一緒に観てくれたのに離婚後はそういう類のもの全てに嫌悪感があるみたいで…前に集めてたものも全て捨てられちゃった。」


『そっか…』

いや、まてまて言葉でない!

経験したことないよこのパターンは!?


「でもね、私はお父さんのことは嫌いになれなかったの…人としては最低だったけど、私はお父さんの漫画が大好きだった…本当に好きだったの。読むとその漫画の主人公みたいになれた気がして…そんな作品をつくれるお父さんがすごくかっこよかったんだ。」


『うん…』

相槌しかうてねぇ…

何がわかるってばよだよ…1%もわかってなかったわ。

このこ闇深すぎるわ。

精神持っていかれるわ。


「それからは君も知ってると思うけど、中学生になるまでの約2年間はずっと地獄だった。お母さんを傷つけないようにお母さんのためだけに生きてきた。でもね、中学に上がったら…もっと地獄が待っていたの。」


やめてーーーーー!!!!!

もたない!おじさんもたないよーー!!

もっと地獄ってなに?心死んじゃうよ!

まず、話すら知らないよ!知ってたら多分話しかけれてないよ!!


「中学一年の時にね、みさきちゃんっていう友達ができたの…席がたまたま隣で、それにお父さんの描いた漫画のファンだって。嬉しそうに話してくれた。そこからはとんとん拍子に仲良くなっていったの。私もお父さんの漫画が好きだったし恥ずかしいんだけど、コンビニで立ち読みとかしてたから話題にことを欠かさなかったんだ」


『うん。』

動悸がすごい。すごいよこれ…この子この歳でどんだけドラマがあるの?おじさんなら30年にゴミグズだったの?恥ずかしくなってきたよ。


「本当に楽しかったよ。あの時は、多分学校という場所で唯一楽しかった時間かも。でもね、幸せはずっとは続かなかった。不幸は一生付き纏い幸せは一瞬で無くなって行く。私はその時本当にそう感じたんだ。」


『なにがあったの?』


「その日は、急遽持ち物検査があったの。本当にただの偶然。よくあるでしょ?学校に不要なものとか持っていないかとか、ただのチェックだよ。その時にね、みさきちゃんのカバンの中から雑誌が見つかっちゃって…それなら別に注意だけで済んだんだけど。それを見ていたクラスのカースト上位のグループっていうのかな?その男子と女子がみさきちゃんを揶揄うようになったんだ。」


「学校に友達がいないから本しか読まない根暗女とか、夢見がちなブス女とか、オタク気持ち悪いとか、集団になるとみんなすごく残酷になるよね。本当にそれだけがきっかけでみんながみんな、みさきちゃんをいじるようになったの…でも、私はね、加わらなかった。守りたかったの…苦しい時に一緒にいてくれた友達だったから。」


『うん。それで』

真剣に聞く。


「そしたら、私まで標的にされた。当たり前だよね〜しかも攻めやすいし!根暗2人だからね。でもね、それは耐えられたのみさきちゃんがいたから…でもね、偶然見ちゃったんだ。」


『…なにを…?』




「みさきちゃんが私の教科書を捨ててる姿」



『…なんで!!?』


「さぁ、そこまでは知らないかな?でも、そこからみさきちゃんへのイジメは無くなったし。私だけがいじめられるようになったから、多分取引したのかもね。いじめっ子の女達と」


なんて…なんて酷い…ひどい…酷すぎる。

こんなことがあっていいのか…こんな理不尽…


「流石に耐えきれなくて、お母さんに頼ったよ。いじめられててきつい助けてって。でもねダメだった。お母さんね私が隠れてお父さんの漫画読んでたの知ってたんだ。」


まさか!?

「そう、まさかだよね。親まで私を見捨てたの…あんな本読んでるから頭がおかしくなったんだとか、お前は私の子じゃないとか。だからさ、こう言う趣味は私にとっては悪なの。知られたくないものなの…でも、あなたは…」


わたしが…そうか私が…


「興味本位で近づかないで!私のことなんとも思ってないくせに!どうせ裏切るくせに!オタクとか根暗とか言って離れて行くんだみんなみんな!!!嘘つきばかり!!!!」


私は…最低だ…


「だから……え?なんで?」


私は、この子を…絶対に…


「なんで、泣いてるの????」



結局、最後まで行かなかったなぁ〜

次回、まとめますね。話。

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