『真っ赤な果実』
大胆な告白は女の子の特権。でも、男の子にも権利はあるからみんなちゃんと告白しようね。
「あかりちゃんと安土くんお昼どーするの?」
午前の授業を終え、待ちに待った昼休み
沢田さんが話しかけてきた。
『昨日みたいにまた教室で食べるかな?灯ちゃんは?』
「昨日と同じく真城くんと一緒に食べるわ。」
『さいですか。』
「ならさ、私も一緒に「だめよ。」なんでー!?」
普通に断るのね…
まぁそうなると思ったけど
さすがに不憫すぎるな…
少しだけ灯ちゃんを説得してみるか。
『灯ちゃん。沢田さんも灯ちゃんと仲良くなりたいだけなんだし、ご飯くらいは「ダメよ。」ダメみたいですね。ごめん沢田さん。」
やっぱりダメだったよ。
灯ちゃんのイヤイヤ気が留まるところを知らないね。
とりあえず沢田さんに一応謝罪する。
説得しようとしてあげただけ感謝してほしい。
まぁ、あわよくば女子2人にして
途中で1人きりになれないかとは考えたけど
自分の利権ありきだけど
さすがに四六時中一緒なのは少し気が滅入るし
たまには息抜きもしたいのだよ僕も。
「安土くんつかえねぇーーー…」
『灯ちゃん。ごめんね。僕が間違えてた…仲良くする人は考えた方がいいみたいだね。このクソガキ娘は灯ちゃんには相応しくないみたいだ。絶縁しよう。』
「ごめんなさい!さっきのは言葉のはずみだから!8割しか思ってないから!」
『ほぼ本心じゃねーか!!この性悪女!』
「ひどーい…あかりちゃん慰めて〜」
「真城くんお腹が空いたわ。早くご飯食べましょ。」
「あかりちゃん!?結構冷たくない!?」
「真城くんと仲良くするからよ。反省なさい。」
そこはブレないんだな。少し関心。
でも、灯ちゃんにはあの罵り合いが仲良く見えるのか…
「真城くんが私を大切にしてしてくれているのはわかるわ…でも、沢田さんみたいには接してくれないから少し不安になるのよ…いうならばただの嫉妬よ。」
『なるほどね…というか、心読まないでね。普通に怖いから。』
「善処するわ」
『いや、確約してくれよ』
相手がスポーツ系だから軽口叩きやすいんだけなんだけどな…灯ちゃんに寂しい思いをさせるのはなんか嫌だから気をつけよう。うん。
『あ、あと一つ言っておくけど、灯ちゃんが特別なだけだからね。基本他の人には沢田さんみたいに接してるし。あと、女子を名前で呼ぶこととかしないから。だから、嫉妬する必要はないんじゃないかな?』
「「え?」」
『ん?』
何も考えず自然と出た言葉を伝えたら
2人ともフリーズをしていた
期待値2400枚だね♪
あ、2人いれたら4800枚かな?うっかりうっかり♪
しかし、思ったことを伝えただけなのになんだこの空気は……あっ!
その時、先ほどの発言を思い出す。
失敗した!失敗した!失敗した!失敗した!失敗した!
何言っちゃってんだ!僕ってやつは!
君が特別だからだよ(キリッ)
って普通に考えたらクッソ気持ち悪いじゃないか!
おい、灯ちゃん顔を赤らめるな
変な空気になるだろ
沢田さんもなんか言えよ一緒にご飯食べさせるぞこの空気の中
『あーー…そのなんだ…灯ちゃん今日は、みんなでご飯食べよ。沢田さんもそれでいいね。』
「えっ!?この空気で普通誘う!?本当ヘタレだね〜」
こいつほんと言いたい放題だな
やむ終えん…あとから灯ちゃんには怒られるがこの方法しかないか
『頼むよ。灯ちゃんの連絡先後で教えるから。』ボソッ
「はーい!今日は一緒に食べさせてもらいまーす♪よろしくお願いしマッスル!」
テンション上がりすぎて語尾おかしくなってるぞ…
『灯ちゃんも今回はそれでいいよね?いや、それで許してお願いします。』
「………うん……………」
なんだよ…やけにしおらしいじゃねーか…
てか、顔真っ赤!!
まるでりんごみたいだね!!
まぁ本人には言えないんですけど
微妙な空気感の中、3人での昼食会が開催されるのであった。
次回はお昼回!
灯ちゃんのお家のことがでてくるよ!




