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『6時半だよ全員集合』

今回は短めです!

やっとギャグパートかける喜び!

尽くす喜び!尽くす喜び!

ピピピピと甲高い機械音により意識が覚醒する。

時刻は6時30分。前の世界より1時間も早い起床だ。

なぜこんなに早く起床したかは言わずもがな

灯ちゃんとの約束のためである。


ベットから降り軽く肩を回す。

調子はかなり良い。

昨日は昼寝も含めてかなり睡眠が取れたからだろう。


クローゼットを開け制服に着替える。

残念ながらブレザー君は不在だ。

理由は強奪されたから。

今日中に返してもらえるのか不安な気持ちを抱えながらワイシャツに着替える。


すると、不意にピンポーンとチャイムの音が鳴った。


不可解だ。嫌な予想が頭を伝う。

うちは新聞を取ってない。

ましてや、配達ならポストで充分だ。

わざわざチャイムを鳴らす必要はない。


そうなれば尋ね人は十中八九彼女であろう。

昨日の夜の電話の時「早朝に…」

と言っていたことが頭をよぎる。

失敗した。あの時流さずちゃんと確認をすればよかった。爪が甘かった!!


『くそっ…』

僕は悪態をつきながらズボンを光の速さで履き替え、

足早に玄関に向かう。


「こんな早くに誰かしら〜」と呑気な声を出しながら母さんが玄関に向う。


どう頑張っても母さんの方が玄関に辿り着くのが早い。絶対に覆せない事実が目の前を覆う。


『母さん!!!まって!!!開けちゃダメだ!!!』

どうせ間に合わないのなら最後の抵抗をと、母親に制止を促す。


「はーい」

僕の制止をものともせず玄関の扉が開かれる。

本当に話を聞かない母である。


しかし僕も諦めない。

安西先生も言っていた「諦めたらそこで試合終了だよ」と、だから僕は諦めない。

可能性にゼロはない。

もしかしたらイタズラの可能性も機械トラブルの可能性もある。

その可能性に賭けてみようと思う。


「あ、あの!朝早くにすみません…」

灯ちゃんだった。現実は非常だった。


この子はいともたやすく、当たり前かのように僕のことに関しては行動に移せるポテンシャルを秘めていることを忘れていた。


バケモノじゃん。

誰が止められるんだよこのモンスター。

普通、昨日の今日で家凸するかね…

誰が扱えるんだよこの子…

あだ名ボンバーマンからボマーに変更だな。

朝から頭痛が痛い。


「あらーー!かわいいお客さんだこと〜どうしたの?上がって上がってー!!」

僕の心中とは裏腹に母はボマーをうちにあげる。


「え!いいんですか〜朝からすみません〜なら…ただ…間違えた…お邪魔しますー!」


おい。何を間違えてんだ。しっかり聞こえたぞ。

ただいまって言いかけたぞこの子。

朝から飛ばしすぎだろ。


そんなことを考えていたら彼女と目が合った。

こうなったら仕方ない、ここまで来たらもう仕方ない。ここは冷静に普通に接しよう。 


『あれ?黒蜜さん?どう「真城君!!!昨日お家に送ってもらって夜電話したぶりだね!!はい!ブレザー!早めに返そうと思って!!」…したんだろうね本当にね』


詰んだ。

その一言だけだった。

それはあまりにも強大で強力で覆せない事実であった。

『あの…「あと、どうしたの昨日は灯って呼んでくれてたのに?悪い夢でもみた?」…っすー』


悪夢なら今見てるよと言い返してやりたかったが

そんな余裕は今はなかった。

なんせ今現在、実の母がものすごくフィーバーしているのだから。うちはパチンコ店じゃねーんだぞ。


「あら!あらあら!あらあらあらあら!この子ったら!まぁ!こんな可愛い子侍らせて!お姉ちゃんーー!起きて!!真城の彼女が家にきたわよーー!!」


誠に遺憾です。事実無根です。

母さん今あなたの角度からは見えてませんが

その子、全然可愛らしい顔してませんよ。

某新世界の神が計画がうまく行った、そんな時にする顔してますよ。


実子のピンチですよ。


「ほら、真城!リビングに案内してあげて!」

このボマーを?


やだ!真城怖い!!

真城!あかりちゃんきらい!!

「灯って呼ばなかったこと許してあげるから…わかってるよね?」


耳元で呟かれた。僕にしか聞き取れないような声量で、的確に脳を支配するかのように


『ふ〜……いらっしゃい灯ちゃん。朝から君の顔が見れて幸せだよ。ささ、リビングはこちらです。ご案内します。』


「ありがとーー!!私も朝から真城くんの顔が見れて幸せだよ〜!!えへへーー!!(満面の笑み)」


『えへへ〜(満面の苦笑い)』


武器もなし、戦力もなし、地力もなし、全て彼女の計画通り。お手上げだ。

2日目の朝からとんな災難だなぁと嘆いた。

ちょーっとボリューム少なめかもです。

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