『私の本当の想いが貴方を守るから』
お酒って美味しいけど次の日に響くよね…皆さんも適量飲酒心がけるようにね。
言ってしまった。
後悔はない。
ここで拒絶されようが私は君と一緒にいると決めたから。
後悔はない。
「っ…う…う…」
ん?まさか…泣いてる?
『いや、気持ち悪かったかな!?ごめんね!今から純ちゃんが腹切って詫びるから!だから「うわぁぁぁーーーーん!!!」なか!?』
泣かないでと伝えようとしたが無駄だった。
すごい号泣だ!
やっぱり純ちゃんのハラキリ程度では気持ちがおさまらなかったのか…仕方ない、なら、私も腹を…
「辛かった!ずっとずっと辛かった!!誰かに話したかった!!誰でもいいから認めて欲しかった!!私のこと!!私の全部!!」
なんだ…言えたじゃねえか…
てっきり気持ち悪いと言われると思ってたから…
そっか、ちゃんと泣けたんだね。
『大丈夫。ちゃんとみてるから。これからも君の隣にいるから。』
そう言って彼女に近づこうと距離を詰める。
それと同時に彼女がドンと胸に飛び込んできた。
「お父さんもお母さんもみさきちゃんもみんなみんな好きだった!でも、裏切られて全部全部嫌いになった!でも、寂しかった!ずっと寂しかったの!!」
彼女は私の胸の中で嗚咽を漏らしながら泣き続ける。
私も同じように頬からひたひたと涙が流れた。
『うん。うん。大丈夫だから。今まで泣かなかった分いっぱい泣いていっぱい悲しめばいい。全部受け止めるから。』
「うわぁぁぁぁーーーーーーん!!!!!」
今はいっぱい泣こう。泣いた後にはいっぱいいい思い出を作っていこう。
泣いた分だけ、泣けた分だけ強くなれるから。
それから、多分時間にして2.3分くらいか
泣き続けた彼女は少しずつ落ち着きを取り戻した。
「ごめんね…いっぱい泣いちゃって…」
少し照れくさそうに彼女が言う。
『いや、逆に感謝だよ。私の言葉を受け止めてくれてありがとう。伝わってよかった。』
私も当たり前かのように言葉を返す。
「うっ…また泣きそう…」
うん。受け止めてあげたいよ。
でもね、もう制服びしょびしょやねん。
今、飛び込まれたら君の涙と鼻水
全部クーリングオフになるよ。
少し冷静になろう。いや、私が落ち着かせるべきか…
なるべく傷つけないように距離を置こう。
そう考えていると、ドンと胸に衝撃が走る。
「ごめんもう少しこうさせて」
『もちろん。いつでも胸を貸すよ』
やっぱりダメだったよ。漫画とかアニメみたいに制服が速乾性があらばいいのになぁっと思いながら彼女の頭を撫でる。
「ありがとう。私のこと受け止めてくれて。」
彼女は胸の中にいるため上目遣いで私にその言葉と共に微笑みかけた。
ずりーーー。もう敵わないわ。絶対守ってやるんだもんに!!
『色々とまだ聞きたいこととか話したいことはあるけど…とりあえず、教室に戻ろっか。』
空き教室には時計はあるが長い間使われていなかったためか時計としての機能は有していない。
出来損ないめ。
多分だが、まだ10分は過ぎていないだろう。
急がなくても今出れば間に合いそうだ。
優しく彼女の肩に手をかけ少し距離を置き目線を彼女に合わせ伝えた。
離れる際に「あ…」と少し名残惜しそうな声を出していたが仕方ない。
私もできるなら一緒にいてあげたいが先生との約束も無碍にはできない。
「まだ一緒にいたい。」
『ぐっ!!』
「どうしたの!?大丈夫!?」
危なかった…危うく甘やかしてしまいそうだった。
長男だったから耐えられた。次男だったら耐えられなかった。
『だいじょぶだいじょぶ!私も本当は一緒にいたいけど今はとりあえず戻ろう。放課後とか、もしよかったら一緒に帰りながら話さないかい?』
これぞ、大人クオリティー。妥協案をちゃんと提示し承認してもらう。うーーーん、しごでき!!
パーフェクトコミュニケーションだよ。
「中休みやお昼は?」
おっぷす。どうやら彼女は案外積極的なんだなぁ
わかりました。今日はとことん付き合いますとも。
『もちろん!良ければだけど一緒にいよう。』
「うん!これからもよろしくね!」
『こちらこそ!何卒よろしくお願いします!』
「固っ苦しいよー!あと、私って言うのもなし!なんか、距離感じちゃうから。あと、私のことは灯って呼んでね!私も真城くんって呼ぶから!」
五月雨のごとく提案してきてる…
やっぱりこの子恐ろしい子。
『了解だよ。灯ちゃん。私って言うのもやめるね。一人称は僕って言っちゃうけどなんか恥ずかしいや。』
私以外の一人称に違和感があるものの、
今は彼女要望を優先しよう。
「うん!僕ってなんか可愛らしいね!すっごく似合うよ真城くん!」
やめてくれ…男に可愛いは素直に喜べないぞよ。
「やっと見つけた…私だけの…」
『ん?何か言った?ごめん聞き取れなくて。』
ボソボソ言っていた内容は残念ながら聞き取れなかった。残念だ。これからは一言一句しっかり聞き取れるように注意しておこう。
「それじゃ!戻ろっか真城くん!」
彼女は憑き物が晴れたかのような
明るい笑顔で私の手を引いた。
これが本来の彼女の姿なんだろう。
君の幸せのために僕ができるだけサポートするから。
心の中でそう決意し、僕たちは自分の教室へ戻って行った。
とりあえず一章は終わりです。
ここから先は地獄だぞ。
なんてね
あ、一応登場人物のプロフィール作る予定なので。
それも見てね♪




