序章『始まらない物語』
まだまだ始まらない始まりの物語。
昔は大人に憧れていた。
早く大人になりたかった。
そう考えるきっかけは簡単なことで、両親への憧れがあったからだ。
父は個人で事業をしており母はそれの手伝いをしていた。仕事でも家庭でも常に一緒にいて共に尊重し合い研鑽していく姿が子どもながらにとてもかっこよくかつ誇らしく感じた。
私も父の後を継ぐか別に起業し、母のような女性と出会い幸せな家庭を築いていくことを考えていた。
しかし、自分の理想とは裏腹に両親は子どもには安定な職に就いてほしいとずっと願っていた。
私は両親の願いを無碍にはできなかった。
公務員の専門学校に通い、無事試験に合格して親の求める安定な職種につくことができた。それからはとんとん拍子とは言えないが、ある程度勤めて周りからは出世街道と言われるような道を進んできた。
幸せだった。周りから必要とされ部下からは慕われとても幸福と言える状況だった。
仕事面では!!
そう、仕事面では完璧だった!!
いや、もうはっきり言おう。
プライベートが充実してない!
女性の女の字もありまへん!!
どないしましょう状態ですわ!!!
両親の憧れや人生について長々語ったけどね
一言でまとめると女性と付き合いたい!イチャイチャしたい!!遅れた青春を取り戻したいーーー!!!
いや、一言でまとめられてないな。失敬、失敬。
本当になんであの時親の言うこと聞いたんだろう...今や憧れより恨みが勝つわ。子孫残せへんやん。一族衰退ですわ。一族バタバタですわ。絶命ですわ。
なんて、両親に対して理不尽な不満をぶつけてしまえるくらい情緒が乱れてるのです。
まぁ、原因は分かってますけど!分かりたくないけど…一つしかないんよ。
免疫がないのよ、女性への。
やっぱり高校まで野球一筋で女の子と交流してなかったからよね〜って今になって後悔ばかりするよ。
仕事だと上手くできるんだけどいざ、プライベートになるとやっぱり上手く話せないんよ。
聞き専に回っちゃってあまり面白い話とかしてあげれないし…この前なんか給湯室で部下の女性たちから「いい人で安心できる人、そう、まるでお兄ちゃんやお父さんみたいな人!!」って話し聞いちゃってからライフゼロよ。
まぁ、盗み聞きしちゃった時点でお父さんから不審者なんですけど…ヨホホホホ!
いやーーよくドラマや小説ではそんなこんなしてたら逆行して過去からやり直すみたいな展開があるんだけど現実は練乳のように甘くないね!
一生独身で生活することを考えて今度ワンちゃんでも見に行こうかな〜
気が向いたら書いていくスタイルなので気が向いたらみてくださいね〜




