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死なない僕達  作者: 成月
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帰還

勇者メンバー

ハルト

レン

「死ぬって何だ」

そんな言葉だけが頭の中でこだまする。

「おはよう。俺の名前はレン。俺の事覚えてるか」

目が覚めるとそこには僕と同世代くらいの男がいた。

「僕はハルト。僕達は勇者のメンバーで魔王を倒すのが目的だ。今は2つ隣の村の近くの森に出た魔王の7人の子の1人魔神アーサーを倒しに行ってる途中だ」

僕は今の状況を整理する

「そうだ。俺達はアーサーとの戦いの中、突然強い光を浴びた。そしてそのまま溶けるように死んだんだ」

あーそうだ。僕はついさっきまで2つ隣の街で魔神アーサーと戦っていたんだ。僕は頭の中が混乱していたのを抑えやっと思い出してきた。

「とりあえず早く準備をしよう」

そう焦るレンはもう既に武器を持ち装備を装着しポーションをリュックに乱雑に入れ1人で宿を出て行きそうな勢いだ。

「そうだな。早く戻らないと村が心配だ」

ハルトがそう言うとレンは苦虫を潰したような顔で言った。

「もう村はない…と思う」

「そんな訳ないだろ!あの時僕達の周りには村の精鋭とも言える若者がほとんどいたんだぞ!それがすぐ死ぬなんて!!」

僕は声を荒げて否定する。そんな事あるはずがない。

「お前は一発目の爆発で死んだんだな」

レンはそう言う

「俺は一発目は何とか防御魔法を展開して耐えたんだ。だが安堵したのも束の間ってやつだ。あの爆発の後、もう一回もう二回と次々に爆発があって俺も諸共、周りの兵隊が溶けて死んでいくのを俺は見たんだ……」

レンが話をし終わるまでに僕は悟った。魔神アーサーの軍は僕達を倒した後、戦力が極端に少なくなった村へ向かった事を。それを考えてのレンの言葉だった事を。

「そうか…そうだったのか悪かった」

ハルトはそう言うと僕は静かに準備を始めた。

読んで頂きありがとうございます!

はじめまして!今回が初めての投稿で拙い部分もあると思いますがこれから定期的に投稿したいと思っているので宜しかったら空き時間にささっと読んで楽しんで貰えればと思います!

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