~義侠心~
義侠心だとか、侠気だとか確かに今の時代何の価値も無い言葉かもしれない。
しかしそれは間違いだと私は思う。遠い昔に、ヤクザがまだ、暴力団では無く任侠一家だの侠客集団だのと呼ばれていたころ、私に義侠心と侠気の何たるかを体現して、そして散った一人の侠客がいた。
彼いわく、表社会も裏社会もその歴史は全て、流された人の血によって成り立っているのだと、当時ヤンチャ盛りの私に切々と話してくれた事があった。
しかし、何時しか刻は流れ、今では侠客、極道者などとは程遠い弱者を追い詰めるだけの、義侠心の欠片も無い輩が跋扈する御時世を嘆いていれば、また一方ではそれらを取り締まる立場にある司法の人間が奴等を上回る極悪非道の振る舞いをする。
今の御時世に、改めて物申したい!
私達一般庶民は、社会的弱者は、一体何を信じたらいいのか……
諸説色々あろうかとは存じますが、皆さんの率直な御意見をお伺いしたい。
以上!終わり!