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4.

だんだん寒くなってきましたが…今は気にしている時間はありません。気が緩んでいたようで、魔力が集まって出来る生物…魔物が前方に居ますね。

ここは倒してしまいましょう。


魔物の強さはおおよそ50レベル程でしょうか、形状は熊のようです。

まだ気が付かれてませんね。


あ、真人間でしょうか、数は5人。リーダーのような人がターゲットされてます、熊はリーダーに向かっているようです。真人間の方々は…逃げてますね。あぁ、背中を向けたら襲われ…熊が走り始めましたね。

どうやら助けた方が良さそうです。


メニューから白い刀を取り出し、熊に向かって気配を殺して走り始めます。


熊の数歩前で軽く上へ飛び、熊を右肩から、左腰へ向けて刀で切断し、熊のすぐ傍に着地します。即座に刀をメニューにしまい、木の上へ飛び乗り、彼らを見つめます。


熊が突然死んだ事に驚いている様です、手に入れたアイテムは…魔石だけですか、ですが純度は高いみたいなのできっと高価で売れるでしょう。


…さて、引き続き移動しますか。




あぁ、寒いです。

フローラルはもうすぐなのですが、雪が降り始めたので寒さが辛いです。こんな事なら防寒具買って置くべきでしたね。

もう過ぎた事はもう仕方ありません、もう少しで着くのですから耐えましょう。後は降る雪が多くならない事を祈るばかりです。


現実の時間はもう少しで6時になる様です…そろそろ急いだ方が良いみたいですね。


遠くに国を囲っている壁があり、壁の上から城が顔を出してますね。

ここから狙撃で狙えたりできそうですよね。


…っと、到着です。入国審査をして頂いて中へ入りましょうか。国の中で変な貴族に関わられない事を願って起きましょうか。


「次の方どうぞ」

「はい」

「身分証明出来る物は持ってますか?」

「持ってます…どうぞ」


小さな鞄に手を入れ、その中でメニューから金属で出来たカードを取り出し、見せました。

このカードは身分証にもなり、本人確認が1つの魔道具となり、体内の魔力を読み取って本人である事を証明する機構だそうです。身分証を作る際に説明を求めると説明をしていただけました。


「確認しました。問題を起こすことが無いように…通ってよし」


やっと目的地に到着しました。

そろそろ時間なので現実に戻って食事を取った後。明日の準備をしておきましょうか。


メニューからログアウトを選択…

[ログアウトを開始します…ログアウトを正常に完了しました]

[リンクを解除します]



先程までいた白く包まれた風景…ではなく内部照明の光が壁を照らしている黒い機械の中。


扉のロックなどを解除し、扉を開けて外へ出ます。

体が少し固まっている感覚がありますが、軽く身体を動かせば治るでしょう。

扉を閉めて、電源を切り、部屋の電気をつけます。


今現在の時間は…6時13分ですか、

食堂へ向かいましょう。



「あ、白兎さん」

「はい、こんにちは」

「これから夕食ですか?」

「そうですよ、真矢さんもですか?」

「うん、少し早いけど食べに行くよ」

「ちょうど良いですね、一緒に食べませんか?」

「いいよ!」



「そうですね…この学校の事教えてくれませんか?」

「わかった。うーん…よし、まず部活から。運動部がサッカー、バスケ、テニス、陸上の4こで、文化部は…、ゲーム研究部と…あとは忘れた!」

「そ、そうなんですか…」

「文化部が多いからねー」

「真矢さんは部活に入ってますか?」

「入ってるよー、ゲーム研究部ね。そうだ。白兎さんも入らない?かなり高額で販売さてれるVRの研究をしてるんだよねー最近」

「うーん…考えてみます」

僕はゲームの事で満面の笑みを浮かべている彼女に、少し苦笑いした。

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