表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/20

18.

うーん、暗い。

灯のある街中はいいな。


月光で、多少は明るいけど、近くの物が分かる程度。

えーっと、草を踏む音が聞こえる。


刀を鞘から抜く。


ガサッ。


後ろ!。


勢いよく刀で何かを斬った感覚があった。

ただ、紫色をした狼…毒みたいな色だなぁ…。

段々溶けて行ってるし…これが敵モンスターなのかな?


完全に溶けたところで、ウィンドウが表示された。

…取得アイテム…魔石って奴だけ…。


っと、まだまだ居る。


襲いかかってくる紫色の狼を斬りつける。

さっきのより硬い。


斬る…じゃ無くて叩きつけたけど、皮が硬かったし、こいつ、色の明暗が分かれてる。

現在進行形で白が変わってるし、多分最初の単色は出現したばっかりだった?

今度はしっかりに斬ってと、あと3匹ぐらい。多分大丈夫。


音が3つ同時に向かってくるような…!。

今度は3匹同時だ!、逃げよう。


後ろを振り返ると、狼、前にも狼。やばい。


襲いかかってくる狼に一心不乱に刀を振り続ける。

狼も素早いため、何回も対応できる訳でも無く、真横からの攻撃で突き飛ばされた。


すぐ近くの木にぶつかり、床に落ちる。

そのあとも狼が腕や足を喰いちぎろうと、噛み付いてくるが、ちぎれない。


痛い、強引に跳ね除け、刀を木にぶつかった時に落とした刀をなんとか拾うが、体力が尽きたようで、ウィンドウに…『リスポーンまであと0:60』と言う文字が表示された。


狼も、溶けて行く僕に諦めたのか次の獲物を捉えに走って行った。



復活できるまでの時間を待ったあと、家のベッドに戻された。

きっと悪い夢だったとでも言いたいの?

インベントリの中を見て無くなったものがないか確認して見る。

刀に魔石にお金に、地図に、身分証…特に無くなったものはなかった。

よかった。


あと、メニューの中にあるスキルと言うリストの中に刀術と言う物が追加されてた。

スキルにレベルがあって、今はLv3だそうです。


今日の担当の人にいろいろ質問してみたけど、一応この世界で寝ても大丈夫らしい。


この世界はいつまで続くのでしょうかね…。

二階の窓から道を見下ろすと、未だに賑やかだった。


時間はそろそろ0時ですか…なんだか眠いのでログアウトをして、寝ましょうか。


メニューからログアウトを選ぶと、段々意識が無くなり、現実に引き戻される感覚が広がり、現実に戻された。


カプセル型の機械の扉をあけて、外へ出る。

翌々見るとこの機械、部屋の半分以上を埋めてる。


さてと、寝よう。





おはよう。

いつものようにご飯を食べて、ログインした。


外も朝のようで、夜の時より人が増えて居た。

さて、僕も外へ出かけよう。


外へ出ると、「新聞だよー、どうぞー」と言う声が聞こえてきてそちらを見ると、色んな人に数枚の紙の束を渡して居た。


近づき、紙束を1つ受け取る。


『この国の周囲地図』と『守るべきルール』と『世界観』と…あとは『昨日の出来事』の4つが書かれてる。

まず、この国の周囲地図。

中央の四角いマークの近くにタルテン国と、書かれてその右下に小さなひし形と、使徒の町と書かれてる。

その周りは何もないけど、タルテンと使徒の町が線で結ばれ、タルテンから何本か他に線が出て居る。多分太い部分が整備された所で、細い道が何もして居ないところかな。

使徒の町は最近作ったばかりで道は整備されてないし、地図では細い線が書かれてる。

もしかしたら単に道の太さかも。

あとは、結構離れたところを森で囲まれてて、池が二個あるくらいかな。


次は守るべきルール。

これには規則とか、法律?とか、簡単にまとめて書かれてるみたい。

あとは覚えれるかどうかかな。

まぁ、人それぞれだよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ