5日目ーおわりー
赤ずきんちゃんとおおかみさんの後日譚のようなものです。読んでいただければ嬉しいです!
あるところに赤ずきんと呼ばれる女の子がいました。今日はおおかみに食べられて死んでしまったおばあちゃんのお墓参りにきました。(おばあちゃんもむかし赤ずきんって呼ばれてたんだよね。ふふっ)「おばあちゃん久しぶり。孫娘の赤ずきんだよ!ごめんね。おばあちゃん。おおかみさんと同じお墓に入れちゃって。ねぇ。おばあちゃん。ほんとにおばあちゃんはおおかみさんに殺されたのかな?…私ね。違うと思うの。だっておばあちゃんずっと言ってたもんね。おおかみさんはとても優しくてリンゴが好きだって。あのおおかみさんが死んだときのね。おおかみさんの顔。おばあちゃんみたいに優しい顔してた…ふぅー…。まぁ考えても仕方ないよね!でも…私は信じてるからね。おばあちゃんとおおかみさんは仲良しだって!じゃあ!またね!」(ありがとうね。あのおおかみさんを信じてくれて───)「ん?……今おばあちゃんの声が聞こえた気が………気のせいかな!」
あるところに赤ずきんちゃんと呼ばれる女の子がいました。赤ずきんちゃんはおおかみさんの伝説があってリンゴがたくさん取れる森で暮らしていました。(ウォーーーーーン)ほら森のどこかでおおかみさんの声が聞こえてきます。森のみんなは元気に暮らしていましたとさ。めでたし、めでたし────
いかがでしたか?これにて「赤ずきんちゃんとおおかみさん」は完結です。最後までご覧いただきありがとうございました!!