1日目 ー出会いー
どうもこんにちは!この度童話赤ずきんの創作を書かせていただきます美少女護り隊です!漫画にしたかったのですが絵に時間がかかりすぎるのでこちらに連載します!よろしければ是非!最終話までご覧下さい!
あるところに赤ずきんちゃんという少しおてんばな女の子がおりました。
ある日、赤ずきんちゃんはおばあちゃんの家へおつかいに出かけました。途中の森はおおかみが生息していて、滅多に会うことはありませんが赤ずきんちゃんは用心しながら森を歩きます。すると丸まった毛玉のような何かを見つけました。近づこうとした時「あ…やっばぁー…これおおかみさんだぁ…」赤ずきんちゃんは毛玉が眠っていたおおかみだと気付きました。すっ。おおかみが顔をあげました。ぶるぶる……赤ずきんちゃんとおおかみは見つめあったまま固まっていました。すっ。しばらくすると、おおかみが頭を下げ眠りにつく体勢になりました。「あ、あれ?おおかみさんが頭を下げた…?」…そぉっと赤ずきんちゃんはおおかみに近付きます。赤ずきんちゃんはしゃがんでおおかみに問いかけました。「ねぇ?あなたは私を食べないの?」…返事はありません。「ねぇってば!!」…!おおかみが再び頭を上げ、「子供は不味いから食わん。」と答えました。「ふーん…」………ぐぅ〜。おおかみのお腹が鳴りました。「おおかみさん、お腹へってるの?」おおかみはそっぽを向きます。すると赤ずきんちゃんはおばあちゃんに持っていくはずのリンゴを取り出し、「はい!」…!おおかみが赤ずきんちゃんの方を向くと、「おたべ♪!」赤ずきんちゃんが満面の笑みでリンゴをおおかみに差し出しました。「…!………肉以外は食わん…」おおかみはまたそっぽを向いてしまいました。「…!……むー!もう知らない!!」赤ずきんちゃんはそう言って走り去っていってしまいました。「…」おおかみは少し寂しげな瞳をしていました。すると赤ずきんちゃんが走り去って行った方向から「それ!!!!」赤ずきんちゃんの怒鳴り声が聞こえました。おおかみがパッと振り返ると…そこにはさっきのリンゴが置いてありました。「それあげる!あげるから!!絶対ぜーーたっい!食べてね!!!」赤ずきんちゃんはそう怒鳴って走り去っていきました。おおかみの目がわずかに潤みました。「シャクッ」おおかみはリンゴにかぶりつきました。「……ちっ…………うめぇじゃねぇか…」
赤ずきんちゃんはおばあちゃんの家に着くと「おばあちゃーーん!!聞いて聞いて!!あのね!!さっきおおかみさんとあってね!!それで!それでね!!」おばあちゃんにおおかみさんと出会ったことを話ました。「それは良かったねぇ。おおかみさんもみんながみんな人を食べるわけじゃないんだねぇ。」「うん!きっとそうだよ!!」そしてその日は無事、お母さんが帰りを待つお家に赤ずきんちゃんは帰ることができました。とさ。
1日目ー出会いーはいかがでしたでしょうか?少しおてんばな赤ずきんちゃんと人を食べないおおかみさんの出会い。この2人の出会いは物語をどう作っていくのか?皆様どうぞ予想しながら今後もお楽しみください!よろしければ感想やご意見等々くださると嬉しいです!