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あるぇ⁈異世界に転生したの?  作者: ヘルニアチョッパー
36/36

36.予想外だ

カスミは将軍と城の前に転移して来た。


「なあ、おっさん。なるべく穏便に済ませたいから皇帝のところまで案内してくれ」

「分かりました」


将軍を先頭に城の中を進んで行った。


王国に攻め込んでいる筈の将軍が、ここにいることに只事では無いと、カスミを気に皇帝の前で来れた。


いいのか?


「何故、リーガル将軍がここに居る?王国は降参したか?」

「皇帝。帝国は王国には勝てません。手を出してはいけない相手でした。ここは降伏して下さい」

「貴様は何を言っている?」

「説明します。砦の前で一人の男の一撃で進軍の半分、凡そ2万5千が一瞬で消し去りました」

「そんなことがあり得るのか?」


ここまで黙っていたカミスが口を出す


「本当だぜ。俺がやった。まあ、やり過ぎたがな」

「貴様は誰だ?」

「王国の使者と言っておこう。約束通り帝国を潰しに来たぜ」

「約束とはなんだ?」

「王国に攻めて来たからな。俺は大人しく帰れと言った」

「貴様が例の医者か?ここから帰れると思うなよ」

「帰るさ。帝国を潰したらな」

「此奴を捕まえろ」


兵士20人がカミスを取り囲む。


「懲りない奴だ」


カミスは何でも切れる剣を、アイテムボックスから出して兵士の首を飛ばした。


「次は誰だ?」

「早く何とかしろ」


ローブを纏った3人が出て来た。


「お任せを」

「我らが来たからに・・」


3人の首が飛ぶ。


何しに出て来たのやら。


「待て。貴様を次期皇帝にしてやる」

「興味無いな。お前は終わりだ」


皇帝の首が飛ぶ。今日は良く首が飛ぶ日だな。


「おーい。リーガル将軍」

「何でしょうか?」

「王国として命令する。拒否するなら国民諸共塵になるぞ。一回しか言わんから全員良く聞け。この国の長、議員は国民が選ぶこと。選挙という。選挙できるのは15歳以上なら身分に関わらず全員だ。立候補は20歳以上。任期は3年。最大で二期まで。途中で辞めさせたい場合は選挙により投票の半分で解任する。国だけでだけなく街も同じ選挙で選ぶ。細かいことはお前らで決めていい。以上だ」


全員ぽかーんとしている。


「選挙は三カ月後、それまではリーガル将軍が纏めろ。初代に選ばれた者は王国と同盟を結んでもらう。あくまでも平等な同盟だ」

「分かりました」


後は王族だな。


「王族を全て一箇所に集めてくれ」


リーガル将軍と城の一室に入る。そこには王妃が2人と王子が1人に姫が2人。


予想外だ。


もっと沢山居ると思ってたよ。俺の方が奥さん多いよ。


「皇帝は俺が殺した。言い訳だが帝国から攻めて来たかな」

「そんな。私達も殺されるのでしょうか?」

「出来れば死んだことにして、俺と王国に来てもらいたい。来ないなら悪いが死んでもらう。この国は生まれ変わる。そこに王族の血があると揉めるからな」


王子がカミスの前に出て来る。


「母や妹達をお願いします」

「分かった」


王子は懐から短剣を出しカミスに斬りかかる。

カミスは軽く避け、首に手刀を当て気を失わせる。

姫から悲鳴が上がる。


「殺してはない。気に入ったからな。他はどうする?」


少し話し合い王国に全員で来ると決まった。


「リーガル将軍、王族は俺が全員殺したってことでよろしく。後は頼んだ」

「分かりました」



カミスは王族と王国に転移した。






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