表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
甘党ゲーマーのVRMMO配信生活 ~スイーツモンスターに懐かれて最強パーティーになりました~  作者: あめとおと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/12

第9話:チョコレートドラゴンケーキ


スイーツダンジョンを出ると、外はもう夜だった。


空には星が輝き、街のランプが優しく光っている。


私はまだ興奮していた。


「ドラゴン倒したよ!」


コメント欄もまだ盛り上がっている。


「初心者ダンジョンでドラゴンw」

「配信面白かった」


ソウタは歩きながら言った。


「まずは街に戻るぞ」


「素材を整理する」


「うん!」


肩の上では、ぷるぷるプリンが嬉しそうに揺れている。

ラズベリーゴーストもふわふわ回り、ショートケーキフェアリーは空中でくるくる飛んでいた。


私は配信を続けたまま街へ戻る。


コメント欄にはどんどん人が増えている。


「フォロワー増えてる」

「今来た」


私は画面を見て驚いた。


視聴者数。


31,000人


「ええ!?」


私は思わず叫んだ。


「3万人!?」


コメント


「ドラゴン配信見て来た」

「おすすめに出てきた」


ソウタが少し驚く。


「すごいな」


私は照れながら笑う。


「なんかすごいことになってる」


そのとき、街の中央にある建物が見えてきた。


スイーツ工房


「よし!」


私は扉を開けた。


カラン、とベルが鳴る。


店内にはプレイヤーが何人かいる。


でも今日は――


みんなこっちを見ていた。


コメント欄


「本人きた」

「例の配信者」


私は少し恥ずかしい。


「なんか見られてる」


ソウタが言う。


「配信のせいだな」


私はキッチンに立った。


「今日はドラゴン素材でスイーツ作ります!」


コメント


「きた!」

「レシピ見たい」


ソウタがバッグを開く。


テーブルに素材を並べる。


高級カカオ。

極上ベリー。

ドラゴン素材。


クラフト画面を開く。


表示されたレシピ。


チョコレートドラゴンケーキ


コメント欄


「名前つよい」

「絶対うまいやつ」


ソウタは静かに言った。


「作る」


クラフト開始。


作業は丁寧だった。


カカオを溶かす。

スポンジを焼く。

ベリーを飾る。


エフェクトが光る。


甘い香りが広がる。


配信コメント


「職人」

「料理うまい」


最後にソウタがチョコを流し込む。


その瞬間――


キラキラした光が広がった。


完成。


【チョコレートドラゴンケーキ】


私は思わず拍手した。


「すごーい!」


コメント欄も盛り上がる。


「完成!」

「うまそう」


私はフォークを取る。


「食べます!」


一口。


濃厚なチョコ。


ベリーの甘酸っぱさ。


そして――


システム表示。


【1時間:幸運+15】


コメント欄


「強いw」

「神料理」


私は笑った。


「これすごい!」


そのときだった。


スイーツ工房のドアが開く。


ガシャン。


重たい足音。


振り返る。


そこに立っていたのは――


鎧を着たモンスター。


丸い盾。


剣。


体はカラフルなマカロンでできている。


マカロンナイト


コメント欄


「なにこれ」

「モンスター!?」


私は目を輝かせた。


「かわいい!」


ソウタが言う。


「いや敵だろ」


マカロンナイトはゆっくりこちらを見る。


そして――


剣を掲げた。


戦闘開始。


配信コメントが一気に流れる。


ミユの配信は、


ただのスイーツ配信から――


スイーツ×冒険の人気配信


へ変わり始めていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ