◆新聞記事の切り抜き[2003年9月19日]
【名古屋市の神社で妊婦刺殺 未解決のまま一年】
――依然として不可解な点残されたまま――
名古屋市●●区にある●●神社の境内で身元不明の妊婦が刺殺されてから一年が経過した。
事件は昨年9月19日未明、早朝参拝に訪れた市民が境内で倒れている女性を発見したことで発覚。
女性は20代後半から30代前半とみられ、妊娠後期に入っていた。
司法解剖の結果、腹部を中心に複数回刺されており出血多量で死亡したとされている。
胎児も助からなかった。
現場近くの植え込みからは凶器とみられる血痕の付着した刃物が見つかっており、女性のバッグや衣類も散乱していた。
また、無線機が混線したようなノイズも断続的に確認されていたという。
遺留品の多さから犯人逮捕は時間の問題とされていたが、事件は依然として膠着状態のままだ。
被害女性の身元が明らかにされなかったこと、親族が名乗り出なかったこともあり、事件は風化の危機に瀕している。
――婚約者の存在と浮かぶ疑念――
女性は事件当時、名古屋市内で同居していた男性と婚約関係にあったことが判明している。
ただ、地域住民の証言によれば両者の関係は良好ではなく、妊娠をめぐってトラブルを抱えていたとのことだった。
警察は当初からこの男性に事情聴取を行っていたが、決定的な証拠は得られていない。
いずれにせよ、妊婦が夜中にひとりで神社を訪れるという状況自体が不自然であり、女性が自発的に赴いたのか、それとも誰かに呼び出されたのか、事件の構図は未だ不明確なままだ。
犯行現場に物的証拠が数多く残されていたにもかかわらず捜査が進展しないため、ネット上では「被害女性の交友関係に地元の有力者や特定の団体が関与していたのではないか」「警察が一部の情報を公開できない圧力が上層部に掛かっているのではないか」といった根拠のない憶測も飛び交っている。
「このままでは事件が闇に葬り去られてしまう」
「妊婦が神社で殺されるなんて普通じゃない。
何か隠されているとしか思えない」
(遺体発見当時の関係者)
近隣住民の声は素朴な疑問から強い不信感へと変わりつつあり、女性と胎児の命を奪った悲惨な事件は今なお地元民の記憶に暗い影を落としている。
――――――
2003年9月19日の●●新聞掲載記事の切り抜き。
最後まで犯人が捕まることなく時効を迎えた猟奇殺人事件。
妊婦の腹部を滅多刺しにするという犯人の残虐性と不可解な警察の捜査内容から陰謀論者の格好の材料となり、現代でも度々話題にあがる事件でもある。
この事件以降、●●神社周辺は地域住民の転居が相次ぎ、今では閑散とした住宅街になっている。




