第9話 離れるなんて出来なくて
リョウside
ナンカ……ふうちゃん色々抱え込んでだろうなって……
許される限り面会時間まで……居てあげたい
って……離れるなんて出来なくて、そんな時飛び込んできた冴多センセ面白いヒトが、で、ツイね? 俺の悪い癖だイジっちゃったわけですよ(笑w)
風果『お姉ちゃんと……』
と呟いたふうちゃん。どういう状況だかわかんないけど、刃を自らに握ったのか良く分かんないんだけど、とにかく自分もなんか怪我してるし、その他軽症だけど足とか色々な所にも数箇所さ…… 危なっかしい娘。(コ)
どうしたらいいんだ? って。情緒不安からかポチポチと話を……ふうちゃん……で表れた冴多センセが来た途端……
俺が悪いんだけどさ張り合って名前をちゃん付けで呼んじゃって
風果『英士さん?』
俺を警戒して、表情が……そんな時来たmail
山乃……さんからのメールが届いた時にもう表情が無くなってた、昼間に会った時と同じ
もうなんか諦めたような……これはヤバイぞって思った時に源本さんが妃那さんの病室から
倫『二人の幼馴染の人から電話が来てね。妃那泣いて……聞いちゃ悪いから暫く俺離れようってこっちに』
……聞いた途端ますます一瞬苦しそうな表情をふうちゃん……
コンコン
無情にも
看護士『面会は終わりに…』
あの状態のふうちゃんを…残して?
外に出された男3人
冴多センセは
心紀「考えて来た事話忘れた!」
って、俺も悪いけど…ばか?(張り合い、イジって)
源本さんは妃那さんと、山乃さんの電話の会話の一部だけ、聞いたというか聞こえたトコを…
倫「声がね大きくて、珍しく…聞こえて『妃那大丈夫なの』って…」…
心紀「源本さん、山乃さんと知り合いなんだ?」
前言撤回。冴多さん鋭いスね…俺もっ、俺が、ばか…俺がイジったりしたからだもんね?話忘れたの…
リョウ「ふうちゃんの心配は?」
ふうちゃん…も怪我したのにね?
諦めの…表情の訳…
本当に、あの状態で一人…残して…何で俺帰えって来ちゃったの?
電話、mail 、誤解と意志疎通の行き違い?
だって…
ふうちゃんを心配して無い訳無いよ?
何となく、朧気に見えた人ちゃんの心の叫び…
今日出逢った、女の子
時間じゃない
今は…明日になってしまうけど…逢いに行くよ…
これからずっと…逢いに行くから…
よろしくお願いします