第3話 〇〇くんのおよめしゃん!
風果side
リョウ『あ、俺、御厨涼也宜しく!』
フイに後ろから御厨涼也
と名乗った男性というより男の子? 20歳前後……
まイイヤ、助けて貰ったし、送って貰って悪いけど……人をばか呼ばわりして……
最初に感じた違和感? 表情もだけど、あの警察官……源本さんと知り合い?
無駄に人間観察をして、表情を読む、本音と建前を見抜こうとする癖が付いてしまって……
基本人間は自分が一番……
御厨……さんと源本さんは目と目で会話していた。
(家に)着いた……結局送って貰ったし……近くで良かった……(通常歩いて本屋10分)けど……雪で30分位は? 今更だけどさ、家何処なんだろう? 遠回りさせたんじゃ?
風果「……あの……着いたんで……色々有難うございました。じゃ……」
リョウ「お! 素直 《笑》近くだから……いいか? 見に覚え無い事は無いと言うんだぞ?」
少し良い人って思いかけて……私も黙って居れば良いのに……
風果「素直に話して分かる人ばかりじゃ……止めた、ですね、気を付けます、じゃ」
挨拶もソコソコに家に……入る
風果「え?」
ーナンノニオイ? テツ? ー
ーナニコレ? ー
ーア、デンワシナキャ……ー
──ピーポーピーポ──
──ウーゥ──
風果「お姉ちゃん……」
床に横たわる姉……
視界の角を軽く捉える……
見た光景……は……そういう事何だろうけど……
反対じゃなくて?
妃那「ゴメンふうちゃん……」
鮮血にまみれた右手で……私の
頬を撫でて……意識を失った姉……
風果「妃那ちゃん!」
ゥー
視界の角からうなり声……
ナニヲシタノ?
ナニガアッタノ?
ガタッ……
イイヨ、オネエチャンダケ、クルシムナンテ……カワイソウダモン……
向かって来る人……もう……私苦しまなくて良い?
────
『大丈夫ですか?』
『全員救急車に!』
倫「風果!! ……」
救急車に乗せられる前……倫さんの声……
リョウ「嘘だろ……」
ナンで御厨……さ……ん?
ソコで意識が……途絶えて……
男の子『ふうちゃん、おれのおヨメさんね!』
女の子『うん! ふう、〇〇くんのおよめしゃん!』
6.7歳位の男の子と3歳位の女の子の声……やけにリアル……
肝心な男の子の名前が曖昧だけど…
よろしくお願いします