8、帰れそうな気がします
お久しぶりです。中の人、一旦落ち着きました!
また投稿の方を再開させていただきますね!凄い文章が下手になってると思いますが、多分経験値を貯めて上手くなると思います!(頑張る)
どうか暖かい目で見てください。
これからは多分完全に落ち着くまで週1、2回の投稿になります。よろしくお願い致します。
「はい。これで全ての手続きは終了です。銀貨10枚までの取引は大丈夫ですが、それ以上の額が発生した場合、きちんとギルドへの報告を済ませて許可書を頂いてくださいね」
そうお姉さんに言われると、黒色のカードを渡された。
「身につけてるの危ないから普通はスペースに入れるのよ、あっ、スペースはね、個人で持つことが出来るプライベートな空間のことよ。その人の魔力に相応する広さになっちゃうんだけど、覚えてる?」
「すみません、それも忘れてしまいまして…教えてください」
「いいわよ。まずは…そうね…なんか、こう、空間を想像して、…その、、、ぐわって感じで広げて…ちょちょってして…………そんな感じで出てくるわよ!」
……うん。この人きっと教えるのが苦手な実践派だね。
「エリーさん、それでは伝わりませんよ」
ナイスフォローですアイリスさん!!
とりあえず中二病っぽく…
とりあえず…………机の引き出し!いや、ちょっとちっちゃいか。クローゼット!それも微妙だな。出すならでかい方がいいな…何入れるか分からないし。自分の部屋くらいの大きさでいいや。
「あっ、出来ちゃいました…」
「………流石ねトールちゃん。私の説明で出来たの、貴女が初めてよ」
「はぁ、ありがとうございます?」
商業ギルドの用も済ませ、時間もそろそろいい感じになったから、とりあえず屋敷へ戻るか。お客さんも来るみたいだし。
「そろそろ帰りましょうアイリス。お姉様たちを待たせたら大変よ」
「そうですねお嬢様、では馬車をよんでき…お嬢様馬車が暴れてこちらに向かって来てます」
「ほぇ?」
アイリスが険しい顔で私の顔を、いや、その向こうを見ている。
「厄介ですね。あの様子だと馬に何かが憑いてますわ。建物内へ避難しましょう」
何それ怖っ。歩行者天国で暴走する自動車くらいスピード出てるじゃん。
「じゃあ止めなきゃ駄目じゃない、民間人が危ないよ…ってあれ?みんないなくなっちゃった」
さっきまで人がまあまあいた道がすっからかんになってる。
「たまにこういうことがあります。大体そういう時は近くの建物内へはいって、警備隊が事態を収めるまでは待機しています。多分そろそろ警備隊が気づいてこちらに向かってるでしょう」
なるほど、日本人が地震で驚かない感じなんだね。
待てよ、暴走する馬…、しかも自動車並みのスピード。
私、確かトラックに轢かれてこっちに来たんだっけ?じゃあまた轢かれたら…帰れるかもしれないってこと?
いや、でも違ったらシャレにならないな。
……既に異世界移転を体験してるんだから、これくらいもうなんともないはず、やらないよりやった方がいいよね!万が一失敗しても1回死にかけたんだからもう1回くらいないのと一緒だよ!
ここはタイミングを計ってアイリスに気づかれないようにやらなきゃ、馬車が来るギリギリまで待って…
3、2、1、今だ!
アイリスの手を振り払って私は馬車へ飛び込んだ、
正面から馬車が来るのを捉えた。よし、あとは衝撃を受けて……あれ、そのあとどうなるんだろう…
まあいいや!来いっ!
……………………………
????
あれ?なんで衝撃がない?ていうか、体がふわふわする。戻れた?
恐る恐る目を開けてみるとそこは、
「浮いてるのだがっ?!」
何故に??
「こんなところで自殺とは感心しないな」
歌のような澄んだ声が下から聞こえてきた。
読んでいただきありがとうございました。文章短いですよね…
もっと長く書けるように頑張ります!