2、どうやら異世界に来たみたいです。
2話です。文章下手です。
練習あるのみですね(...( = =) トオイメ)
落ち着け栗原綾乃。動揺したら負けだよ…
頭髪カラフルな美男美女集団を目の前に、私は自我を失いそうになっていた。
あのかわいいメイド?さんが去ったあと、中世ヨーロッパの貴族らへんが着てそうなヒラヒラした服やドレスを身にまとってる、これはまた色とりどりの人がやってきた。
先頭に立ってるブロンドのイケメンお兄さんまじで人間じゃないくらい美形だったよ。
自然光のキラキラまでついてたよこんちくしょう。
まっ、眩しすぎる…
しかもめっちゃ変な目でこっち見てるし、そうですよ分かってますよ自分がブサイクなくらいだからそんな見ないでよ。イケメンに見られるとブサイクが進む病だよ。
……あれ?そう言えば私ってこんなロングヘアじゃなかった気がするんだけど気のせいかな…?
先月受験のため、気合い入れに切ったばかりの髪の毛に触れようとする。
ヘっ!?なんか長いよ、それに私こんなサラサラじゃない…って待って、なんですかこの色!
肩に流している髪の毛を1束掴んで見てみた。
透き通るような色素の薄い銀色が、太陽の光の屈折で綺麗に輝いていた。
……なんのドッキリだよこれ!あっ、もしかして私どっかの変人集団に助けられて、助けたついでにあんなことやこんなことをさせられてる!?
待て待て、いくら最近ゲームにハマってるからといってそれはない、本当に落ち着け。
……って落ち着いてられるかっ!
自問自答してると、例のキラキラしたイケメンが話しかけてきた。
「ユーピテトール!もう起きて大丈夫なのか?もっと横になってた方がいいだろう。医者も言ってた、お前は頭を強く打ったからあまり動かない方がいいって」
………うん、誰?
「えっと、、はじめまして?」
「殿下、ユーピテトール様はどうやら頭を本当に強く打ったみたいで、さっき目覚められた時にお声掛けをしたのですが、自分の名前も分からないみたいです」
さっきのピンクなメイドさんが申し訳なさそうに言う。
でんか?でんかさんっていうのかなこのキラキライケメン。
もしかして殿下?
ってことは、どっかの王子様かな??
嫌な予感が湧いてきた…
「えっと、盛り上がっているすみません。ここはどこですか?もしかして日本じゃなかったりします?」
「やはりそのようですね…」
あれ?なんかすごい深いため息つかれた。
「ここは私の王都邸だ。私はアーベント・ファオ・セマング、この国の公爵だ。そして君の義兄だ。この国は…流石に分かるよな?」
…やはりか。これ、最近流行りの異世界転移ってやつか?それに公爵って、めっちゃ偉い人じゃない?義兄さんってことは私貴族?
「えっと、つまりわたしがそのユーピテトールってことですか?すみません、なんだか頭がズキズキしてて、何も覚えてないみたいです…」
覚えてない以前に、そもそも何も知らないが。とりあえず小説にありがちな設定にしとこ。なにも知らないし怖いもん。
「はぁー。そうだ、お前はユーピテトール・ディーヴァ・オルナントゥスだ。この女性が君の姉で私の妻だ。ここはアウヴェーゼ様が治めるヴェルナイル王国だ」
よしよし、国名ゲットだぜっ。
ムフムフ、どうやらこのユーピテトールに姉がいるみたいだ、つまり姉と一緒に嫁いで来た感じかな?
すると、キラキライケメンの隣に立っている綺麗なお姉さんが1歩前に出てきた。神秘的な薄紫色の瞳を細くしながら、その華奢な顔をほころばせて笑った。
「気分はどうですか、トール。わたくし、トールが神殿の階段から転び落ちらと聞いて心臓が止まるかと思いましたわ。貴女がねむっている間、わたくしの唯一の妹がこんなにも辛そうにしてるのを見て、神殿の方々とよろしくしそうになりましたの。起きてくださってわたくし、とても安心しましたわ。あっ、わたくしは貴女の姉のセレナーデですの、どうぞよろしくね」
ほほほっと笑うその姿はまさに聖女。でもよろしくするって何ッ?!めっちゃ怖い…
とりあえず、姉妹の関係は良好のようだ。
「あの、わたし、本当に何も覚えてないです。でも、迷惑をかけないように頑張って記憶を取り戻すので、どうか、それまで助けて頂けますか?とても図々しいお願いだと思いますが…」
本当に助けて頂きたい。わたしが帰る方法を見つけるまで。
とりあえず、この国のことを知ることにした。
読んでいただきありがとうございました((。´・ω・)。´_ _))ペコリ