Dark Brack Memories 暗黒の記憶 零 最5話「開発局長」
ラプターが言った通り、いろんな兵器が届いた。
大量の銃火器、戦車や戦闘ヘリ、海を見れば戦艦が来ていた。
そして、「開発局長」もオスプレーから降りてきた。
Eと書いてある巨大なバンダナで目を隠しているが…?
G・R「これで全部か。いつもありがとな、開発局長。」
???「私の兵器を使うのはお前ぐらいのもんだよ。にしてもお前、小娘など連れてどうした?どこで知り合ったんだ?」
R・S「私は…ええとある人に落とされて、目が覚めたらこの片眼鏡に助けられました。」
???「ラプターがここでかくまっているわけだ。お嬢さん、よく見たらそのランチャーを見る限り『神ヲ滅ボス者』の娘だったか。…少し話を聞いてもいいか?」
R・S「ええ、私もまだ自己紹介が済んでませんし。」
???「ラプターよ、この小娘を少し拝借させてもらう。」
G・R「持ち帰ってパコ((ドゴォォォン」
その銃弾は、赤い何かを帯びていたが、炎ではなかった。
確実にラプターの頭を撃ち抜いたはずだったが、ラプターは何事もなかったかのように起き上がった。
片眼鏡が割れて、隠されていた恐ろしい形相の左目が現れた状態で。
G・R「いってえなおい!この片眼鏡いくらするかわかってんのかよ!?いくら『赤石エネルギー』じゃ俺を殺せないとわかっててもそりゃねえだろうよ…」
???「お前なあ、初対面のおなごを持ち帰るだなんてとんでもないことを…」
数分後、論争が終わった。
???「悪かったねお嬢ちゃん、じゃあ行こうか」
そのEバンダナの男はレガインを研究室の外へ連れ出した。
R・S「では事情を話しますね」
レガインは今までに起こったことを全て話した。
???「ほう、要するにレガインは神に命を狙われているから殺られる前に殺してやる、と?」
R・S「その通り。しかし仲間が必要なんです。」
???「神殺しとはなかなか面白いな、力を貸そう。私はE.ダマンだ。兵器や銃弾なんかはまかせてくれ。だが戦闘はできないぞ。」
R・S「力を貸してくれてありがとうございます。」
そして再度研究室へ戻った。
G・R「この左目を見るのはお前で4人めになるのか…まあこの左目については後で話してやる。で、あの人が力を貸してくれるようだな。」
R・S「あくまでも後方支援ってところかな。戦闘はできないと言ってたし。それにしても大量の兵器があるなんてやはりおかしいよこの研究所…」
G・R「こんな左目になるはめになった原因の『破滅の遺伝子』『神殺しのウイルス』は、人殺しをしてでも守るぞ。前所長の命令だしな。」
R・S「(父さんと同じやつ…?)ふーん、そうまでして守りたいくらいすごいものを作った前所長はどんな人だったんだったのか気になるけど、今は…」
G・R「一刻も早く仲間を集めるのが先、だろ?」




