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Dark Brack Memories 闇黒の記憶  作者: 紅蛍
第1章 幕開け
20/27

第19話「龍剣」

前回のあらすじ

陰龍ノ国へ到着

シャドナ左足負傷

白夫がNo.7に一騎討ちを仕掛ける

白夫とNo.7の一騎討ちが始まった。

後ろでその他の四人が見守っている。


だが、白夫は剣を抜いただけで構えるどころか余裕そうな表情だった。


No.7「ふざけた真似を…!」ヒュン

上から攻撃を仕掛けた。

だが着地する寸前、白夫が立ち上がった。

白夫「ふざけてんのはどっちだろうね?」カチャ


その後白夫は攻撃をかわし、何事もなかったようにNo.7が着地した。

が、しかし。


No.7「…!左足が!!!」

激痛が走った。


左足全体が大きく切り裂かれており、出血していたのだ。


ラプター「恐ろしく速い斬撃だ。俺でなきゃ見逃しちまうぜ。俺には左足を切り裂いたのがしっかり見えたぞ。」



白夫「これでもうお前も彼女と同様歩けないだろ?次は彼女を傷付けたその両腕を切断してやろうか。」


その時白夫の背後に黒い塊が近づいてきた。


No.7「調子にのるんじゃない…!」


白夫「ほう。お前は影を操れるのか、さすがは陰龍の国の住人なだけはあるね。」

笑いながら剣を腰に構えた。


その影が白夫の足に伸び、両足を折ろうとしたその時だった。


白夫「はっ!」スパァン!

灯「危ない!」ガキィン


居合い切りで周囲一帯を両断した。

白夫に伸びていた影は斬られ、無力化した。

門や城壁はひびが入っただけで済んだが、灯が防いでいなければ他の3人に被害が及んでいた。


灯「危ないでしょ兄ちゃん!」

白夫「悪い悪い。」


No.7「!両腕が…!」


斬れてはいなかったものの、衝撃波で両腕が折れた。


白夫「ちっ、斬れなかったか。まあいい、両腕が使えないならそれでいいや。さあ、それでどうやって攻撃するの?」


No.7「これが最後だ!」

喉元目掛けて音もなく後ろから影がナイフを刺そうとした。



だが白夫は剣を下ろし、

白夫「諦めな。」

そう言って剣を鞘に納め、振り返り四人のもとへ向かった。


ラプター「残念だが、お前の負けだ門番。」

少し震え声で言った。


No.7「何を言ってる…ッ!?ガハッ!」

ナイフごと影が一刀両断されていたうえ、No.7はもはや動けないくらいに体じゅうが切り裂かれていた。


No.7「…」


白夫「あれほど言ったのにな、『僕には傷一つつけられない』と。僕の首を土産になどできやしないよ。じゃあここを通してもらうね。」


ラプター「まさか無傷でそいつを圧倒するとは思わなかったぜ。」


シャドナ「ねえ、『通してもらうよ』って言っても、どうやってこの門を開けるのよ?鍵なんか白夫が切り裂いたじゃない。」

灯「そうだよ(便乗)」

白夫「この鉄の棒、鍵だったのか…」

灯「いつも通りの兄ちゃんで安心したよ。」


レガイン「なら、私が破壊するよ、みんな離れて!」ガチャン


シャドナ「避難よ!」ブゥン…

時空剣で円を描き、異空間の入り口を作った。

四人は異空間に逃げた。


レガイン「おらぁ!」カチッ




爆音が響いた。




シャドナ「収まったようね。」

ラプター「全くもって便利なもんだな、時空を操れる力は。」



レガイン「じゃ、行こうか。」

灯「父さんに会いにね。」

今回おわかりの通り、「龍剣」と白夫の剣術がある限り近距離戦ではまず負けません。

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