11話「満身創痍の母」
シャドナは時間を止めて瞬間移動、異空間にダイブして攻撃を回避など、なんでもありだった。
レガインは大怪我を負いながらもカウンター技でなんとか一矢報いて勝利をおさめた。
よってシャドナが仲間に加わることになったが、ラプターは聞きたいことがあるみたいで…
三人は時之記憶から出た。
レガインとラプターはもう再生したため怪我は治ったが、シャドナは腹部損傷により出血が激しかった。
そのため歩くだけでも命がけだから、ラプターはシャドナを背負っていた。
G・R「俺とレガインはもう平気だが、お前はろくに歩けねえほどの怪我みてえだな…」
シャドナ「ふっ、心配ないわ。この程度なら一週間で治るでしょ。ゴフッ‼」
レガイン「あまり無理しないでよ?」
シャドナ「腹部損傷したくらいで死んだらあの人に顔向けできないでしょ…ッゴファッ」
G・R「もう喋んな。…言いたいことはこれに書け。」
ラプターはペンと紙を渡した。
シャドナ「ブフッ…そうさせてもらフッわラバッ…!!」
数分後
その渡された紙を見たラプターはこう言った。
ラプター「レガイン…クスクス」
レガイン「?」
ラプター「これ、解読できねえわwwww 血まみれだ。左目で透視もできねえ…」
シャドナがなぜ封印されたか聞き出すことはできなかった。
レガインとその父の「神殺しの遺伝子」の謎も。
レガイン「…そう。じゃあ母さんにはしばらく休んでもらおうよ。」
ラプター「だな。研究所に送るか。」
再びヘリに乗り、研究所に戻った。
ラプターか手当てしようとシャドナの腹部を調べたとき、異変に気付いた。
ラプター「あれ、もう治ってる…。こいつは例の細胞は投与してないはずだぞ?注射痕もない。」
レガイン「え?それおかしくない?」
シャドナはレガインの一撃で普通の人間なら全治2週間ほどの傷を腹部に負っていたはずのだが、異常な早さで治っていたのである。
ラプター「あとはお前の親父がシャドナに何かした、としか考えようがねえな。まあそれは置いといて、シャドナは寝かしとくか。」
レガイン「じゃあ、次に戦う『英雄』だね。」
ラプター「ああ、そうだな。」
その瞬間ラプターは微妙にほほえんだ。
ラプター「聞いて喜べ、次はお前の同級生との共同作戦になるぞ。」
レガイン「まさか…?」
ラプター「それは次回説明する。」
大晦日までに終わってよかった(小並感)
次回「伝説の勇者」