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恋って

作者: 夏みかん




止めてくれる君の手は


想像以上に大きくて


強くて。優しくて。


その大きさに一瞬、心が揺れたのを


強く記憶している





何もかもを


投げ出したって、構わない



なのに、心のどこかに


まだ欲しがる私がいた。




私はずるいから。





押さえきれない人間のエゴイズム



人のこと、笑えない。見下せない。


例外なく今の私。





恋は罪悪。恐ろしい。




それでも、嬉しかった。


貴方の言葉三つ。


核心をつくその質問。


「恋愛には興味がないから」


なんて大嘘。


貴方の心さえ欲しかった。


壁を作って避けたのは


欲にまみれた自分に気付いたから。


ただ自分が怖かった。






本音。




女の持つ恐ろしさ


自分が、そんな人間だからこそ


女が怖い



自分を愛せやしない。愛したくもない。


それなのに、愛が欲しい。


恐ろしい、恋のエゴイズム。



例外なく今の私。



愛したくない今の私。

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