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-美しき世界の果てを見てみたい-  作者: アンナトルテ
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プロローグ

昔見た夢を今見た。


-2222年



国家政府は衰退し、人民からの批判や反抗が溢れ返っていた。


中でも、国家政府の善意すぎるやり方に不満を抱いたある政治家は、このままでは他国から見下され自国の恥を認めるような失態をしてしまうと考えた政治家は反抗組織を設立した。


国家政府の善意の塊である無能な連中を更正させるため、残虐非道とも謂われる行動に出た政治家…。


産まれたばかりの女の赤子を強制的に収集し、自分は非道な人を殺す事を無情にする劣悪な人間だと洗脳し、国家政府の人間やそれに関係する人間を暗殺していった。

しかし、今では国家の人間を暗殺していく事よりも、他者からの個人的な依頼で暗殺することが増えていった。


暗殺者の《ハウンズ》と呼ばれる少女達は、A~Zまで、優秀な暗殺者順にランク付けされ順位付けされる。


例にするならば、一番優秀な暗殺者は、A1(エーワン)などと言うふうに呼ばれている。


少女達は洗脳されても尚、願っていた。


この窮屈な檻を壊してくれる救世主を…。

















国家政府の大半が機能しなくなった為、教育機関である学校などは大きく変化していった。


学校などに行く者は、社会のお荷物

自立している人間は学校などには行かず、働いているのがこのご時世の常識であった。


勉強などは、産まれてから直ぐに脳に埋め込まれるデータソフトがあるのでしなくてもいいのだ。


しかし、生まれつき体に障害がある人達は世間からの風当たりが強かった。

そんな障害者を保護する教会が出来、なんの障りもなく暮らしていけたのだ。


その教会には、一人の少年が居た。

無造作に跳ねている黒髪に、中肉中背の体つき…

何処にでもいる平凡な顔つきだ。




この少年、実は目が見えていないのだ…

生まれつきの目の病で視力を無くし、障害者の子供を持ったということで、両親は嘆き悲しみ子供の将来を思って殺そうとした…だが、運良く教会が駆け付け、その子供を保護したのだ。


少年は、持ち前の明るさと元気の良さで教会にいる住居者を笑顔にさせていた。


目が見えないぶん、他の部分が鋭く敏感だった

風の音や匂い、雪の降る音や空気の変わる雰囲気

微かな変化でも、少年…峰 愛(みね あい)は分かった。


愛という名前は、男にしたら珍しいかもしれないが、両親からの同情が込められた名前の由来があった



社会では愛されない息子を愛してくれる人が出来ますように。


そんな願いを込めて付けられた名前なのだ
















社会ではのけ者にされた盲目の少年が、国家政府反抗組織の《ハウンズ》と呼ばれる少女達を救うのは、近い未来の話し。






続かない?

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