出会い
どうも。これはローペースでアップして行くつもりです。その辺をご了承してください。
私は電車に揺られて、大分へと向かっている。私は魔法辞典の編集を仕事としてやっている。
そして大分県で新魔法が見つかったそうなので、私は取材に向かっているのだ。
実は魔法に殺傷能力があるものはまずないであろう。魔法は我々人間の生活を便利にしてくれるだけのものだ。例えば、暗闇を照らす火の玉を作ったり、遠隔操作という技術を使ってマネキンに掃除させたりと。それが魔法である。
流石に世界が魔法のお陰で便利になっても、やはり東京から大分は遠い。私は駅で買った新聞を読み終えてしまっていた。そしてやる事もなくなっている。ようするに、暇だという事だ。
私は会社に10日間、大分にいてもよいとされている。だから別府温泉に向かう事も可能だ。だから私は身支度をする時に、観光雑誌を持っていくか、否かでずいぶんと迷った。しかし私は遊びに行くわけではない。だから置いてきてしまった。持ってきていたら暇つぶしにでもなったのに。
私は車窓からボンヤリと外を見た。特に何も変わらないいつも通りの日本であった。
とうとうあまりにもの暇さに耐えられなくなった私は、魔法電話で友達に電話をかけようとした。しかしその友達も今は仕事中。思い立ったが、私はやめておく事にした。
私はそんな事を思っていると、私と同じ車両から叫び声がした。
私はチラッとそっちを見たが、すぐさま腕時計を使い、5秒ピッタリで止めるゲームに戻る。
しかしさっきの叫び声はただならぬ方であった。私の乗っていた新幹線は京都で止まった。
私はそんなのにも興味無しであった。この時間の新幹線では、東行きと西行きが同じ時間に京都に止まる。だから改札は相当混んでいるのだろうなと、どうでもいい事を考えていた。
その時、ドアから警察官が数名入ってきた。
これを見て私は何かただならぬ事があったのか?と思ってしまった。
「警部、僕も手伝いましょう」
と少し遅れて新幹線に若い男が乗ってきた。
私とその男で目が合う。そして男はニコッと微笑んだ。
「すぐに終わらせますよ」
男はそう私に告げた。