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冒険者ギルドの中に…

「ここが『冒険者ギルド支部』…。他のギルドと比べると広いな」

 ルークが見たことあるギルドは前の街のギルドだけなため、「他のギルド」=「前の街のギルド」となる。

「そうなの?普通だと思うけど…」

 一方リルは「冒険者ギルド」と言うものを知らないため、リルのイメージとしか比較することができない。

「あぁ、この大きさは支部だからこそだろう」

 ルークはリルにギルドについて教えながら、受付に向かった。

 するとそこには、見覚えのある人物がいた。

「こんにちは…ってルーク!?」

「やっぱりアレン先生だったか」

 アレン先生こと、リリンダ=アレンは、数年前行われた「冒険者選定試験」の試験官の1人だった。

 その「冒険者選定試験」に、ルークは参加していた。

 なので、アレンとルークは知り合いなのだ。

「数年ぶりですね」

「そうだな。お前がまともな冒険者になったのを見届けてから冒険者を引退したからな」

 アレンとルークが懐かしそうに話していると、リルが「早く別のところに行きたい」と視線で言ってくる。

「この子は?」

「この子はリル。2年前にとある街の路地裏に1人で居たんです。その時は帰る場所もなかったぽかったので、俺がリルを家に連れ帰ったんです」

「ふーんって、何でここに来たの?」

「あ、リル用のカードを作って欲しくて」

 ルークはリルの首にかかっていた木の板を外し、アレンに渡した。

「なるほど。じゃあ少し待ってて」

 アレンは木の板を持って、別の部屋へ消えてった。

・・・

「お待たせ。これを門兵に見せれば、いつでもこの王都を出入りすることができるよ」

「・・・へ?王都?ここが?」

「そうよ。だから城壁があるじゃない」

 城壁…?あぁ、あの白い壁か。あれ、城壁だったんだ。

「そういえば、先生ってずっと王都で働いてるの?」

「そうね。冒険者引退してから働いてるのから、もう5年くらいは経ってるんじゃないかしら」

「へー。あ、カードありがとね」

 ルークはそう言って、リルと冒険者ギルドを出た。

 はい。今回は冒険者ギルドでの意外な再会という感じですね。

 しかも王都に着いてしまうという。何と運のいいことでしょう。

 さて、次の話ではどうなるのさ。バイ!

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