初まともな戦闘
ルークが魔力反応のある方へと走り出してから10分ほど経つとそこには、奇妙な沼があった。
しかも沼の周りは「レトス平原」といつも通りだ。
なので、例の沼はしっかりと浮いている。
「なんでこんなところに沼が…?」
そんな事をか考えていると、沼の水面が異様に泡立っている。
一瞬何かの呼吸のせいかと思ったが、沼の水位がどんどん下がっていることに気がついた。
「これは…蒸発しているのか。確かに暑いな…」
ルークが額の汗を拭った。そして、気がつくと沼の水は無くなっており、水があったところにはワニ系と思われる魔物がいた。
しかも魔物の体からは白い湯気が出ている。
「水が蒸発するほどの熱ってどんなのだよ…。触りたくねぇ」
ルークはとりあえず、「水属性下位魔法:水球」をワニの魔物めがけて放った。
すると、ワニの魔物は自ら「水球」に当たりに行き、蒸発させた。
「魔法すら蒸発すんのか〜。なるほど、どーしよ」
そんな時、後ろから聞きなれない声がした。
「あれの対処法は、雷属性魔法だよ。」
ルークは反射的に後ろを振り向いたが、誰もそこにいなかった。
「誰だったんだ…って、雷属性魔法か…」
ルークは雷属性魔法を使ったことがないため、もし使うとしたら初めてになる。
「ミスることはないはずだが、何を使うか…」
そんなことを呑気に考えていると、目の前に紫色の物体があった。
「あっ…ぶな…」
ルークの体は危険を感じたらしく、考えるよりも早く動いていた。
その紫の物体は、後ろにあった木に当たり、当たった場所は見事に溶けていた。
「毒か…。くらったら終わりだな。ということでさっさと終わらせますか」
ルークは右手に魔力を集め始めた。そして「雷弾」を発動した。
するとルークの右手から黄色の光線が放たれ、ワニの魔物の体に直撃した。
そしてしばらくすると魔物は、バタリと倒れ、動かなくなった。
「ふぅ、危なかった…。てか、助言をくれたのは誰だったんだろう…」
この疑問はルークの中でしばらく続くのであった。
こんにちはぁ。
昨日に引き続き投稿です!前回の続きですが、どうでしょう。
面白いかどうか教えてください!
次の内容は分かりませんが、恐らく旅の続きになるでしょう。フリーズゴッドもどうなったのか。
ワクワクしながら待っててください!
では、次の話で会いましょー!(・◇・)/~~~