ハンバーガー食わせてくれ…
ルーク達が新たな都市を探し始めて3時間…。
「ルーク、まだ見つからないの〜?私、歩き疲れたぁ」
リルがぐったりした歩き方をしながら俺に言ってきた。
「じゃあ、昼にするか?」
「うん!!」
リルは目を輝かせて言った。どんだけ腹減ってたんだよ…。
ルークは近くにいたノーマル・ボアを2匹、ノーマル・ラビットを3匹狩り、近くの枝を集め、火を起こした。
「マジックバック」
ルークは「マジックバック」から、パンを6枚出し、ノーマル・ボアの肉を数枚、レタスを3枚、トマトを2枚挟め、ハンバーガーらしきものにした。
「ほい、リル。好物のハンバーガーだぞ」
「やったぁ!!!」
リルは俺の手からハンバーガーを取るなら、目にも止まらぬ速さでかぶりついた。
「相変わらず食べる速度は早いな…。これが若いってやつか」
ルークがそんなことを口にした。「若いってやつか」と言っているが、ルーク本人はまだ10代である。
「さーて、俺も食べるとするか…」
ルークがハンバーガーを手に取ろうとすると、明らかに禍々しい魔力がこちらに近づいてきているのがわかる。
しかもかなり魔力反応は大きい。つまり、Cランク以上の魔物の可能性が高い。
だがここは、低ランク魔獣・魔物がうろつく「レトス平原」だ。つまり、Cランク以上の魔物がいるわけない。
「この平原に現れるはずないランクの魔物か…。『迷宮脱出』か、誰かが呼び出したか…。とりあえず、リルはここにいろ。『無属性魔法:クリスタルウォール』」
「う、うん…」
ルークは、魔力反応がある方へと走り出した。
みなさんこんにちは!読み方が二択の新野玲緒です!
読み方が二択って何?って思うでしょう!簡単に言えば、「しんの」か「にいの」、どっちでも読めるってことです!
はい、本編の紹介は移りましょう。
今回は、ルークとリルが昼食を食べようとすると、とある高ランク魔物の魔力反応を見つけるのです。
その後、ルークが魔力反応の方へ行くんですが…。どうなるかは次の話だね!
では、次の話で会おう!バイー