パーティー離脱
ドン!
机を叩いた音が坂場に響く。
「これまで散々言われてきたけども、幼馴染だから我慢してやった。だけどな、もう我慢ならない。俺は今日をもって、このパーティーを抜ける!」
「あぁ、好きにしろ。お前はこのパーティーに入らなかったんだよ。スキルは弱い、戦闘経験もない。そんなやつを3年も仲間としてやったんだ。なのに、感謝の言葉の一つないのか。やはり、お前はここにはいなくていい。」
このパーティーのリーダー、サインが、そう言った。
「お前たちとはこれ以上関わることはないだろう。それじゃあな。」
パーティーを抜けた、ルークがそう言って、酒場の扉を開けて出て行った。
・・・
酒場をでたルークはあのパーティー、フリーズゴッドの拠点に行き、自分の荷物を「無属性魔法:マジックバック」に入れ、とある場所は向かった。
ルークが来た場所は一つの空き家だ。そこには、ルークが昔に行った街の路地にいた、1人の子どもがいる。
その子は、他の路地にいる人たちからなぜか避けられていた。
その理由は今でもわかっていない。
「おーい、リル〜。唐突ですまないが、この家を出ることになってしまった。だから、旅に持って行きたい荷物を持ってくるんだ。」
ルークが少女こと、リルにそのことを伝えると、トコトコと自分の部屋に戻って行った。
・・・
「こ、これ…。」
リルが持ってきたのは、服や靴などの日用品や、人形などだ。
「よし、じゃあ俺の魔法に入れるとしようか。」
ルークはそう思って、「マジックバック」の魔法陣を展開させ、その中にリルが持ってきたものを入れ込んだ。
すると、その中に謎の首飾りがあった。
「リル、これは?」
「これは…わかんない。でも、私が昔からの持ってたものなの。」
この首飾りはリルの出身などを表すものかもしれない。なら、捨てるわけにはいかない。
「リル、この首飾りはここに入れるんじゃなくて、自分で持っておくんだ。」
そう言ってルークは首飾りをリルの首にかけてあげた。複数の魔法をかけて。
「それじゃあ、新たな旅に出発だ!」
「う、うん…!」
みなさん、こんにちは。
新たな小説の投稿となりました。
何で新たな小説を書こうと思ったのか。その経緯を少しだけ話したいと思います。
なぜ、書き始めたのか…。それは、僕が「Aランクパーティーを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。」というアニメを見たからです。
これの2025/6/19に放送したのがとても泣けそうになって、自分もこういうの書くかぁと思ったのが理由です!
長々と話してすみませんね…
さて、今回はどんな物語に発展していくのでしょうか。こうご期待!