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発願

作者: 翠泉


 私の心の中に

 気づけば影を落としていた

 あなたの心に巣食っていたのは

 錆の酷い機械だった


 燃えるような夕陽

 砂の分量の多いテニスコート

 強い風のせいで口の中に入る砂

 私に砂の味を覚えさせないで


 周りには人がいない

 とある日のスケート場

 目の見えないあなたが

 頬を染めながら微笑んだ


 それがとても愛らしくて

 今日を生きなければと思った

 それがとても愛らしくて

 今日を死なずにいられると思った


 あなたに会いたくて

 ガーベラが風で揺れた時

 綺麗に生きていたい

 そう心に誓いました


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― 新着の感想 ―
心の中の「錆の酷い機械」は、これまでの思考回路や考え方のメタファーなのかな、と思いました。テニスコートやスケート場の一節も印象的です。 頬を染め微笑む相手に、愛らしさを感じて。ガーベラの花言葉のよう…
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