修行
そして、目を覚ますと……
「…………ここは……?」
「やっと起きたかッ!」
「…………君は……?」
「…………めんどくさ……」
そう言うと、キーウィはショウが気絶してからと——これまで事を説明した。
自分の姿も含めて……
「何だって——ッ。俺は、そんなに寝ていたのか……
しかも、あのワイバーンを倒したのはブレイン達の手柄になってしまったのか……」
英雄になれない者の呪いとは、そう言うコトなのか……
「あれは、仕方ないな。
折れた剣に、残された大型のワイバーンの頭……本人達は、気絶していたから覚えてないし。周りが見れば、勇者であるアイツらがやったと誰でも思う。
そして、アイツらも言われ続ければ錯覚するさ——自分達以外にワイバーンを倒せる者など居ないだろうと、あんなマガイモノの勇者でもな!
まぁ……でも、諦めろ。お前は、英雄の力を失ったから証明は出来ないし。
それに、力を継承した時の呪いで——
【英雄とは語らない語り継がれる者……】
それによって自分で自分の武勇伝を語ると寿命が半分失われるから、誰かに説明するにしてもリスクがデカ過ぎるからな。
それで信じてもらえなかったら……ドンマイ過ぎるし」
「誰かに自分の武勇伝を話しただけで、寿命を半分削られるって……その呪い。少し厳しすぎやしませんか……」
「話さなきゃ良いだけの話だ。
それに、他にも色々制約や制限なんかが有るから。小さい事を気にしていたらキリがないぞ」
「えっ……他にも有るのかよ。聞いてないよ〜
でも、俺も語らない事には賛成する」
ショウは、ブレイン達とのパーティーを追放された時の事を思い出す。
あのまま土下座してパーティーに残っても、それはショウの目指す! 勇者や英雄ではない。
ならば、人知れず戦い。人を助ける姿それこそが本当の勇者では英雄ではないのかと……
そして、なりよりショウの一番の目的である。
妹の怪我を治すためのエクストラポーション。それを手に入れる可能性が最も高かったのが獅子の牙であったから我慢していたが、今は英雄の力を使いこなせば自分一人でもエクストラポーションを作製する事が可能なので、そちらの可能性にかける事にした。
その為に、他にも制約や制限は——あるものの。妹の怪我を治す希望が見えた事にショウは喜びを覚えた。
まあ、一応、今後……他の制約や制限については、命に関わる事ではないとの事なので——キーウィがそのつど説明をすると言う話でまとまると……
二人は、これからやるべき事について話す事にした。
まず初めに話しておくが、何百年も蓄積された英雄達の力は使い果たされて、今のショウに残っているのは、呪いだけどなっている。
しかし、一応、力は継承された為に訓練によっては力を取り戻す事が出来るようになる為に、これからショウは——この森で、英雄の力を取り戻す修行を行う事にした。
拠点は、この洞窟——地面にオリハルコンの剣を突き刺しておくと聖なる力により。魔物を寄せ付けなくなる。
だから、ショウは魔物の居る森なのに、夜はグッスリ眠る事が出来た。
*
それして、そこからキーウィと共に始まったのが英雄の力を使える様になる修行である。
キーウィは、初めにシャドウの力を手に入れる事を勧めた。
なので、只今絶賛——影を操る練習の真っ最中である。
練習方法は至ってシンプルなものである。
昼間に見える自分の影を見ながら手を振る……振り続ける……そして、止める。
その時に、影が手を振り続けたら成功である。それを何度も繰り返して……それが出来るようになったら。
次は、気を付けをした状態で影を操り手を振らせる。
ここまで来ると、少し影を動かせる様になる為に
ここからは、影を伸び縮みさせたり。物を掴ませたり。槍の様にして攻撃してみたり。
そして、影を自分から切り離し分身体を作る事に成功すると、ここからは——影の分身体に英雄達の魂を宿らせる。
すると、ありとあらゆる分野の師匠の完成である。
初めにウエポンマスターを作ると……彼を師匠と呼ぶ事にした。
師匠は、久しぶりの肉体にテンションが上がると——俺の事を死ぬほど鍛えた。
その為に、俺は一日で【剣技レベル1】を習得した。
しかし、その後は——過酷な修行の恐怖から師匠を中々呼び出せなくなった。
それから、賢者様。精霊使いを師として——魔法と精霊術を習得。
それからは、食料確保の為に戦闘も交えながら——ほとんどの時間を錬金術。
アルケミストを師として、妹を助けるためのエクストラポーションを作成する為に、錬金術の熟練度を上げる為の修行に明け暮れた。
それから修行は、何ヶ月も続いた……
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