表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/34

光と闇

 それから裁判が行われたが、奴隷であるアカネとシルクの必死の証言は、全く相手にされず。

 ギルドで、ショウの発言を聞いた。

 沢山の証人がいるブレインの言い分が全て通ると……

 ショウは、ブレイン達——獅子の牙に五千万ゴールドの賠償金とアカネとシルクの奴隷紋の解除を言い渡された。


 この時のショウは、アカネとシルクを奪われ……所持金も全く無く。残ったのは借金だけだった。


 そして、一人になり絶望したショウは王都から追放されると、その姿を消した……



 その後、アカネとシルクは必死にショウを探したが……足取りを全く掴めなかった。


「主人様は、何処に行ったのでしょう……。

 一人でダンジョンに向かう。なんて無茶な事はしないと思いますが……」


「主人様、心配……早く探そう……」


「こんな時に、奴隷紋が刻まれていれば……居場所を特定出来るのに——。」


 奴隷紋を解除された事を悔やむ二人は、その後も必死でショウの足取り探した。



 そして、ある山の山頂付近で——ゴーレムの大群を見つけると……


「これ全部ゴーレムなの? なんて数よ……」


「自然発生で、こんな数になるの?

 私とアカネが力を合わせれば、半分くらいには削れると思うけど……戦う?」


「そうね。こんな数が村を襲ったらひとたまりもないから、出来るだけ倒しておきましょう」


「そうと決まれば——まずは、私の最大火力の魔法をお見舞いしてやるわ!」


 そう言うとシルクは、呪文を唱え始めた。


「大地に眠りし……炎の精霊よ……我の声にこたえて……敵を穿て……エクスプロージョン!」


 すると、ゴーレムの中心に大爆発を起こすと爆炎に包まれる。

 そこへ、アカネが飛び込むとゴーレムを次々と叩き切る。


 すると、何処からともなく……微かに声が聞こえる。


「天に昇りし、雷帝の皇子よ! 我、怒りと共に雷を降り注がん……サンダースパイク!」

 

 雷の雨がアカネとシルクに降り注ぐ……


「「ぎゃぁぁあぁぁーー!!!」」


 二人は、雷の直撃を喰らうと——その場に失神する。

 そして、回復魔法で目を覚ますと——目の前にはショウの姿が……


「「幻……?」」


 アカネとシルクは、互いのほっぺたをツネってみる。


「「痛いッ! 痛みがあるって事は、本物……」」


 そして、二人はショウに抱きつくと——


「「会いたかったです! 主人様——ッ」」


 二人は、再会を喜んでいたが……ショウは、少し怒っていた。


「どうしたのですか? 主人様……」


「どうしたも、こうしたも、ねぇ〜よ! 

 バカ。大量のゴーレムを壊しやがって——ッ」


「それは、あんなに大量に居たので危険だと思いまして——。」


 悪びれる様子もなく、そう答える二人にショウはゲンコツをお見舞いする。

 すると、訳も分からずゲンコツを食らった二人は涙目になりながらもショウに、突っかかり怒り出す。


 自分達を置いて行ったショウに対して——この数ヶ月探していた。

 会いたかった気持ち思いの丈をぶつける。


 すると、その圧に圧倒された! ショウが二人に謝ると……

 ショウは、これまでの事を二人に話した。



 実は、あの時——ショウは絶望していた訳では無かった。


 怒ってもいたし……悲しんでもいたが……


 借金は、すぐに返せるめどがあったので——あと後、すぐにギルドに支払ったので問題なく返済は出来たし!

 アカネとシルクは、もともと解放しようと思っていたから——それが早まっただけで、またダンジョンに入る時は、声をかけて協力してもらおうと思っていた。


 なので、どちらもショウにとって特に問題でも無かった。


 だが、しかし……

 ショウは、あの時——思い出してしまったのだ。


 ガバラの村で取り逃した数匹のワイバーンの事を……あの時のキーウィの言葉を……


「逃がして良いのか? 逃がしたワイバーンが人間に復讐心を持つかも知れないぞ……」


 もし、あの時のワイバーンが人間に復讐心を持ってしまったかもしれない。と、思うと……


 それに、あの時と同じサイズのワイバーンが来た時に——フルの英雄の力なしで、今の自分は勝てるのかと……


 そう思ったショウは、新たな武器を作る為に鉱石が沢山発掘されるこの山に来ると、沢山の鉱石を発掘したのだ。

 と……そのついでに、時間稼ぎ用と避難誘導をさせる為のゴーレムを大量に作成していたと言う訳であった。


 それをあろう事か二人は、エクスプロージョン! で、爆破させると次々と剣で砕いて行ったと言う訳だ。


 それを聞いた二人は、ショウに平謝りをして——自分達も力になりたいと、もう一度——ショウの仲間になりたいと志願した。


 そして、ショウは——それを了承するとアカネとシルクはショウの仲間に加わった。


 それから、今は奴隷と主人と言う立場で無い三人は、互いの呼び方を名前で呼び合う事を決めた。

 二人は、ショウの事をショウ様と呼ぶ事にする。

 続いて、今度は——奴隷では無く仲間、三人はパーティーになったのでパーティー名を決める事にした。


「どうする……?」


「そうですね。ショウ様にちなんだ名前が良いかと……」


「ショウ様に、ちなんだ名前だと……シャイニングなんてどうでしょう?」


「えっ……俺がシャイニング? 真逆だろ!」


「いえ、私達から見たショウ様は輝いています!」


「その通りです! それに、それを分かってない者の為にもシャイニング。私は、良いと思います」


「そうかな……」



 そして、決まった名前が【サイレントマジョリティー】通称【サイレント】。

 

 言いたい事も言えない。まさにショウにピッタリのパーティー名である。


 あとは、このパーティー名の意味を理解してくれる人が、一人でも多く現れる事を願うだけだった。


読んで頂き! ありがとうございます。(*⁰▿⁰*)


少しでも面白かった! と思った方は、評価☆&ブックマーク。の方を宜しくお願いします!


あなたの一つの行動が、私の力になります。


私を夢に近づけます! 私を小説家にします!


どうか、力を貸してください!


よろしくお願いします。m(_ _)m


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ