夏至の祭
とある世界の秘境では、巨大な化け物に屈することなく人々が逞しく生きている。生きているなら、恋をする。悪ガキの「我」もまた、恋をする一人の青年だった。しかし、彼等の暮らす郷(サト)では、若い男女のお付き合い、というものは存在しない。年頃の女子は気に入った男に求婚し、男はそれを粛々と受け入れるのみ。それが常識である郷では、誰もがそのようにして夫婦となったという。そんな郷では夏至からの二日間、年に一度きりの祭が執り行われる。郷を守る英雄の選抜、秘められた儀式、そして祝いの宴。「我」は恋に現を抜かしながら、その試練を乗り越えていく。「我」の密かな想いは届くのか。彼女の想いは届いてないぞ!異世界転生に続く、異世界恋愛ファンタジー。
執筆中の作品の挿入話となる予定でしたが、別タイトルで投稿することにしました。7話+エピローグで連日投稿して終わります。続きとなる他作品もありますが、どちらも読んで頂けると大変嬉しく思います。
執筆中の作品の挿入話となる予定でしたが、別タイトルで投稿することにしました。7話+エピローグで連日投稿して終わります。続きとなる他作品もありますが、どちらも読んで頂けると大変嬉しく思います。