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日本人だらけの異世界で  作者: 猫目 潤
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恋物語

初めて書いた拙い文章を読んでくださって、本当ありがとうございます!

感想、評価、ブックマーク登録等応援をいただいて泣きそうになっています。

感謝をこめて。

このイリーリニウムは王国で、王様ではなく女王がいる。

確か50代で、王配(おうはい) (王の配偶者、つまり夫)は1人。

仲睦まじい夫妻で、子供は3人。

第1王女、第1王子、第2王子の順。

ついでにこの第2王子というのが、ご令嬢 ことハイレイン侯爵家のシャニア・ランビリスに婚約破棄を言い渡したボンクラ。

王位継承権第1位は、第1王女にある。子女にも継承権がある国なのだ。


恐る恐るマーカストさんが口を開く。


「なぁ、王太子って、第1王女、だよな・・・?」


キャメロンさんのテンションが一気に上がる。


「あらぁ!百合なのね!!いいじゃない!!!」


宰相サマの眉間の(しわ)がいっそう深くなる。


大切なことは私が確認する役回りか。


「ヒカリは第1王女の婚約者本人ですか?それとも婚約者に間違われたんですか?」


そもそも王族の婚約者なら、日本人ギルドで働かなくてもいいじゃないか。

そんなに似てたのかな?

しかし誘拐犯もバカだよね、婚約者が労働してるっておかしいと思わないのか。


一呼吸してから宰相サマは教えてくれた。


「王太子がヒカリに求婚したのは事実だ。」


マジか。


「しかしヒカリは断った。そして日本人ギルドで働くようになった。」


な、なるほど。


「王太子は(いま)傷心(しょうしん)中だが・・・」


「『だが』?」


「王籍を返上しようと画策している。」


えー!!


それはまさに「王位を懸けた恋」なのでは。

ロマンチックやなぁ。


「では、推測をまとめますね。」


何で私が仕切るんだろう。

でも早くヒカリを探しに行きたい。


「王太子はヒカリに求婚したけれど、ヒカリは相手が王族だからと断った。その後 日本人ギルドに就職。国を作りたいテロ組織が、王位継承者の婚約者としてヒカリを誘拐して、脅迫材料にしている、ってところですかね。」


その場に流れる沈黙。


「王族ではなく、婚約者を狙ったのは やはり王族の警護が厳しかったからでしょうか。」


またも沈黙。


「ヒカリにしつこく交際を迫っていると見せかけていたのは、日本人ギルドの警備を油断させるため、ってことなんですかね。」


なんとか言えーー!


しかしまぁ、あの ぽやぽやしたヒカリに、まさかそんな過去があったなんてなぁ。

恋を吹っ切る為に、わざと明るく振る舞っていたのかな。

人は見かけによらないんだ。


コンコンコン


「何だ。」


「お話し中すみません。あの、お客様がお見えなんですが・・・」


日本人ギルド職員の困惑した声と同時に、宰相サマが(ふところ)から何かを取り出し、それを見て


「チッ」


と舌打ちした。


「分かった、通せ。」


「え?こんな時にお客様って、誰ですか?」


宰相サマが私に何か言おうとした瞬間、


バターン!


と部屋の扉が開けられた。

壊れるんじゃないの?


「ヒカリは見つかったのか!?」


そこに立っていたのは、ズボンの市民服に帯剣(たいけん)という出で立ち、強そうなオーラのイケメン女性だった。


「殿下、もうすぐ見つかります。」


「場所が分かっているのならば私が向かおう。」


「いいえ、見つかるまで(こら)えていただきます。」


「・・・クソッ!!やはりこんな身分など!!」


一体何のドラマが始まったのだろう。

呆気(あっけ)に取られる私。


「殿下、こちらはヒカリの上司と 冒険者ギルドのギルド長と・・・ヒカリの友人です。」


宰相サマ、キャメロンさんの紹介が雑!

そして私達に告げる。


「こちらは、王太子、オリヴィエ・サロス・イリルコン王女殿下だ。」


ですよねー。


ここまで読んでくださったことに土下座。

週1度程度のノロノロ亀更新にお付き合いいただき、本当に本当にありがとうございます!

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