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日本人だらけの異世界で  作者: 猫目 潤
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曲のタイトルは「やぎさんゆうびん」

今回 短くてすみません。

タイトルは…いいものが思いつかなかったんです

感想、評価、ブックマーク登録等応援をいただいて泣きそうになっています。

感謝をこめて。

「また転移門の打ち合わせしよな~」と馬車の中からヒラヒラ手を振るご令嬢に見送られ、私は宰相サマの邸宅へ戻った。


邸内がどことなく慌ただしい空気。


「お帰りなさいませ。(あるじ)より伝言を言付かっております。」


おわっ

気配なく話し掛けられ、驚きを隠しつつ家令(かれい)さんっぽい人からメモを貰う。

家令と執事の違いはなんだろう。そしてこの家令さん、山羊(やぎ)頭にモノクルの眼鏡。(ひづめ)じゃワインを開けたり銀食器を磨くの大変じゃないかな。白い手袋につい目がゆく。

家令さんはニコリとして片方の手袋を外した。

人間の手だった!!


びっくりしつつ「白ヤギさんからお手紙着いた~♪」の気分でメモを開く。


そこには宰相サマの達筆な文字で


『ヒカリが誘拐された。先にアレッシオへ行く。日本人ギルドで待つ。』


え。


うそ。


どうしよう。


護衛がいたんじゃないの!?

確かにヒカリのあの能力は狙われても仕方ない。

でも・・・

どうしよう。


いや ここは落ち着かなきゃいけないところ。


深呼吸してもう一度メモを読む。冷静に。


よし。もう1回深呼吸。


まだ側に控えてくれていたヤギ家令さんにお願いする。


「私をアレッシオまで転移させてくれる方はいますか?」


ヤギ家令さんは、手の平を上にして『あちらをご覧下さい』って仕草。

(さま)になってる。いやそうじゃなくて。

示された方向には、柱を背に腕組みしているキャメロンさんがいた。


「ミサオ、行くわよ。」


「はいっ!」



─────────────────


キャメロンさんは転移出立部屋には向かわず、屋敷の庭に出た。


「キャメロンさん?転移部屋じゃないんですか?」


「私、転移魔法は好きじゃないの。」


「はぁ。」


好きじゃなかったら使わないのなら移動はどうするのか、とかこの人には愚問だろう。

私は早くアレッシオへ行きたくて焦っていた。でもここは辛抱。最短で私をアレッシオで連れて行ってくれるのはキャメロンさん。

私が続きの言葉を待っているとキャメロンさんはドヤ顔でキッパリ言った。


「転送するわ。」


えーと それって違うんですかね。

え?全然違う?そうなんですね。

とにかく急いでもらえますか?

人の緊張感を何だと思っているんだ。

でも いい感じで私の気持ちは(ほぐ)れた。


違いの分からないヤツ、つまり私にガッカリしつつも、キャメロンさんは私の手を握った。

キャメロンさんは身長が180センチ以上ありそうだ。もしかして2メートルある?

私は日本人女性の平均身長より少し高いくらいだけど、2メートルも身長があったら、夏の陽射しは他の人より早く受けちゃうね。吸血鬼って日光ダメっていう俗説はどこからきたんだろう。


「ミサオ、ちょっとミサオったら!」


は、いかん ヒカリの危機に私ったら。


「着いてるわよ。」


キャメロンさんの転送は、転移魔法よりも早くて酔わないし、いちいち転移魔法の部屋に行かなくても済む。転送先が見えるらしく、着地点も選べる。

デメリットは、キャメロンさんにしか使えないところ。


日本人ギルドの2階の空き部屋に着き、私はドタドタと階段を降りる。


1階の応接間に、宰相サマと冒険者ギルド長のマーカストさんがいた。














ここまで読んでくださったことに土下座。

週1度程度のノロノロ亀更新にお付き合いいただき、本当に本当にありがとうございます!

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