領都編⑤ やっと本題
初めて書いた拙い文章を読んでくださって、本当ありがとうございます!
感想、評価、ブックマーク登録等応援をいただいて泣きそうになっています。
感謝をこめて。
たけのこご飯が食べられるー!
「新たな植物」って、この世界の植生どうなってんの?分布に気候は関係ないのか?
いやそれよりたけのこの天ぷらもいいよね。
リョウくんに作ってもらおう!
竹に喜ぶ私に、ご婦人と宰相サマは説明を求め、私は知り得る限りを話した。
建材、竹炭、パイプ、容器、漁具、防虫、竹紙、竹細工、竹筒、玩具、スポーツ用品、楽器、食材に利用できること。
成長が早く1日で1メートル以上成長することもあること。
開花は60年から120年に1度であること。
「なるほど。この『竹』というのは利用価値の高い植物のようだな。」
「問題点はないのかしら?」
「放置竹林によって山地が覆われ、森林の減少を招くという話は聞いたことがあります。」
ふむ、と考え込む宰相サマに尋ねる。
「一つよろしいでしょうか。」
宰相サマに訊いたのにご婦人が身を乗り出す。
「何かしら?」
「農業神様の神殿の敷地には笹が生えていたようですが、この竹は今まで見つかっていなかったんですか?」
「あぁ、笹は農業神の神殿にしか生えないのだ。」
「?なぜです?」
「なぜと訊かれても、そういうものなのよねぇ。」
「はぁ。」
笹は農業神様のご加護がないと生育しないのかな。
笹の葉には抗菌作用があるけど、それは神のなせる業なのか?
報告によると自生する竹が見つかったのはグリードヴィットの領の山奥のさらに山深い場所。
今まで日本人が「植物」として持ち込んでいなかったのか。
竹を一から育て、数年かけて育ったものを伐採し、乾燥して利用するより、竹籠とか完成品を持ち込んだほうが楽だもんなぁ。
「特産品にするにしても、竹林を管理しなければならないわね。まずは農業試験場で試してからにしましょう。」
おー 「農業試験場」なるものがあるのか。
私が感心していると、ご婦人はニッコリ微笑んで言った。
「さて、では本題に入りましょうか。」
今から本題!?
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本題ってあれだよね、転移門でしょ。
「言っておくが転移門が本題ではないぞ。」
ブルーベリーパイのお代わりを平らげた宰相サマが、私より先に言った。
それを受けてご婦人が事も無げに言う。
「転移門はお隣のハイレイン領から言い出したことでしょ?だからこっちは許可サインするだけでいいのよ。」
そんな簡単に言っちゃっていいんですか。
部下の課長さん達 会議してましたけど。
そして物流も経済も変わっちゃいそうですけど。
私としてはサイン貰えれば仕事が終わるからいっか。
「では『本題』とは・・・?」
「『宿題』を出しておいただろう。」
「私にもぜひ聞かせてちょうだいな。」
「途中経過で宜しければ・・・」
こうして私は、この国の宰相と、領主相手に「この異世界に来て感じたこと、日本との違い」を長い時間、話すことになったのだった。
ここまで読んでくださったことに土下座。
需要があるのか分かりませんが、読んでくださる方がお1人でもいるのなら頑張ります。
週1度程度のノロノロ亀更新にお付き合いいただき、本当に本当にありがとうございます!




