日本人ギルドオープン
初めて書いた拙い文章を読んでくださって、本当に本当にありがとうございます!
いいね、ブックマーク、評価が増えていて驚きと感激で泣きそうです。
語彙力ないですがありがとうございます!!
翌日の日本人ギルドの開設日。
いよいよだ。
大幅増員の新職員さんたちも到着し、お揃いの腕章をつける。
実はこれ、ヒカリのアイデア。
「腕章つけてなかったら~、受付カウンターの中にいないとギルド職員だ、って分からないじゃないですか~。休憩中は外しますけどね~」
制服のほうがいいのだろうけど、個別のサイズ採寸も面倒だし、日数や経費も考慮して腕章になった。
初日だから朝礼をする。
簡単にね。日本の時みたいに社訓とか唱和なんてするもんか。
「支部長のミサオ・ササキです。本日から開所です。皆さん、よろしくお願いします!」
レストラン部門のリョウくんも顔を出している。
横にはこちらも増員したキッチンスタッフさんたち。1人じゃ休憩に入れないもの。
「それではオープンします!」
オープンと同時に日本人たちが入ってくる。
カウンターの手前の床に色の違う板があって、そこで一列で待ってもらい、どれかのカウンターが空いたらフォーク状に進んでもらうのだ。
うん、流石日本人。一度の説明で理解し、割り込み客は今のところなし。
受付でどういった用件か確認し、ギルドへの登録希望者は受付用紙アンケートを貰って、離れた場所で記入する。記入後は専用窓口でギルド登録を行う。
冒険者ギルドの依頼希望者や、短期間の賃貸物件探しの相談などは簡易テーブルセットのほうで相談にのる。
一連の流れは予行演習通りにスムーズ。
予想外だったのはレストランのほう。
リョウくんたちキッチン部門はてんてこまいの様相。
食事だけをしに来た日本人が多いのだ。
最初にカウンターで注文し、料金を払う。料金ができるまでカウンター横並びで待つ。
列が長くなってきたな。これはさらに増員が必要かも。
最初の計画では、「ギルドが忙しい時はリョウくんがギルドのヘルプに入る」という予定だったけど、こりゃ逆にギルドからキッチンへヘルプに行かなきゃならない状況。
レストランのメニューにはアルコール類はあえて載せなかった。
お酒が飲みたい方は他の店に行ってもらう。
このアレッシオは人口のおよそ半分が日本人。
他の店からお客を奪うのが目的ではないし。
そう考えて、メニューは喫茶店みたいなものが多い。ランチタイムには味噌汁付きの日替わり定食があって、私は密かな楽しみだ。
お好み焼きを食べて、泣いている日本人がいる。
焼きそば入りのお好み焼きだから、彼は広島の出身かもしれない。
「支部長、魔物の解体の質問されたんですけど、どうしましょう?」
おっと仕事に集中しなくて。
「それは冒険者ギルドでやってもらってください。前もって連絡しておくようにね。」
次から次へと処理してゆく。
テイムした魔物連れの日本人がやって来た時は驚いたけれど、まぁ想定内でしょう。
どうしてもビールが飲みたいんだとごねる人もいたけど、そんなものを出した日にはここがドワーフの溜まり場になってしまう。
ドワーフに偏見はないけれど、ここは酒場ではないのだ。
そう、日本人ギルドのレストランは、日本人以外も利用できる。
しかし、この忙しさでは増員以外の方法も早急に考えなきゃ。
引きつる顔をなんとかごまかし、ごねる客をギルドから叩き出した。
外見は幼児、しかし中身は30代という転生者は格好がゴスロリだった。
世界線はどうなっている・・・まぁいいけど。
閉所時間になり、扉や窓の雨戸を閉める。
「皆さん、今日は大変お疲れ様でした!!」
結論から言うと、私はランチの定食を食べられなかった。
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「お帰りミサオ、初日はどうだった?」
帰宅するとアランさんとカターニャさんが温かく迎えてくれた。
「お腹減りましたぁ」
ランチは無理だったが、パンを噛ったので昼ご飯を抜いた訳じゃない。
でもヘロヘロだ。
アランさん手作りの夕飯のハンバーグが沁みる・・・
肉汁が最高ですよ。
そしてアランさんとカターニャさんが、私の為に白飯を炊いておいてくれたのだ!
白飯好きの私が喜ぶだろうと、こっそり市場で買い求めた米を。リョウくんに美味しいお米の炊き方を伝授してもらったのだという。
もう泣きそう。
言葉に詰まりながらも感謝の気持ちを伝え、お風呂で寝そうになるのを堪え、ベッドに入って即爆睡してしまった。
それなのに朝になると自然と目が覚める不思議。
また今日もやれるだけやりますよ!




